【審美歯科, 歯科】
インプラントと差し歯の違い
こんにちは。久しぶりにブログページを開きました。1ヶ月以上振りの更新です。
前々から書こうと思っていた内容「インプラントと差し歯」についてですが、FBでは長すぎる内容になってしまうため、なかなか記事にできずにおりました。
患者様から「インプラントと差し歯の違いがわからない」というご質問を頂くことが多いので、改めて今一度皆様にお伝えしたく今回のテーマにいたしました。
インプラントとは、歯のないところに金属(チタン製の)を埋めて人工の根を作り、そこに土台と被せ物をして歯を復元する治療です。歯のないところに歯が戻る、そんなイメージを持っていただければよろしいかと思います。
ちなみに余談ですがインプラント治療の最大のメリットは、ブリッジのように歯を抜いた後に前後の歯を削ったりしないで、歯を抜いたところだけを補えるという点です。ですから、一番奥の歯が抜けてしまいブリッジでは治せない場合やブリッジで治すには強度的にも他の歯への影響や予後が不安な場合、などに最適です。義歯よりもしっかり噛めるのでかみごたえを感じる分、歯の若々しさを取り戻せる治療でもあります。
しかもブリッジのように歯を連結させずに単独歯で存在するため、普段のお手入れの際、歯間ブラシやflossも入りますしもともとあった歯のように磨きやすいこともメリットのひとつです。もし歯を失った場合、その部位の骨がしっかりあって前後の歯が天然歯の場合には、インプラントがいいのではないかと個人的には思います。
ただ、希望すれば誰でもどんな場合でもできる治療ではありません。骨が歯周病によって溶けてなくなってしまった場合はできないか、またはできてもインプラントを埋めるために骨を増やす前処置が必要だったりします。オペが必要な外科処置ですのでリスクもありますし治療期間も長くかかります。プラークコントロールがしっかりできていないと、治療後の維持が難しいこともあります。また、美容のお手入れでイオン導入ができない場合もあるようです。
骨の中に金属を埋めるのに抵抗がある方もいらっしゃいますから、インプラント以外の選択肢であるブリッジや義歯も含めてよく考えられるといいのではないかと思います。
と、話せばこのように長くなってしまいますが(笑)、インプラントとは、簡単に申し上げますとそのような治療になります。
歯のないところに人工の根を作り、そこに土台と被せ物をして本物の歯のように噛める、復元できるのがインプラント治療です。
差し歯とは、自分の根があって(歯が残っていて)そこに歯の土台と被せ物を施す治療です。ですからインプラントとの最大の違いは自分の根があるかないかです。いわゆる差し歯は、セラミッククラウンですとか、クラウン、ブリッジと言われています。たとえば1本単独の差し歯はクラウンと言います。連結されていればブリッジです。
自分の根が健全な状態で残っていれば、歯を抜かずに根を残していわゆる「差し歯」にすることができます。神経のあるなしに関わらず、根っこがある歯に被せ物をしていればそれは「差し歯」です。
根っこがあれば差し歯(クラウン)治療を、もし根っこがない、歯自体を失った場合にそこに単独の歯を入れるのならばインプラントになります。
なかなか歯の専門用語はわかりにくいとは思うのですが、治療する際に自分で少しでも知識を持っておくというのは歯に限らずとても大事なことですよね。
今はインターネットでもかなり詳しく調べられますが、実際に歯科医院に足を運んで聞いてみるのが一番かと思います!もし、今ご自身の歯のことや治療のことでお悩みがあれば、信頼できる先生に相談してみてくださいね~^^






