【矯正歯科, インビザライン】
マウスピース矯正の利点と注意点(メリットデメリットも紹介))
歯科矯正を検討される方でこのマウスピース矯正を検討される方も多いのでは?今回はマウスピース矯正がどのようなものかを知らない方向けに、マウスピース矯正の利点と注意点について簡単にご紹介いたします。
マウスピース矯正の概要と特徴
マウスピース矯正は、歯列矯正の一つで、透明なプラスチック製のマウスピースを用いて歯を動かしていく治療方法です。
マウスピースは取り外しが可能であり、装着する方のライフスタイルに合わせて使用することができます。このマウスピース矯正の特徴や仕組みについてご紹介します。
マウスピース矯正とは
マウスピース矯正とは、光学式スキャナーiTeroで型取りを行なった後、3D画像によるシミュレーションを使って作成した個々の歯に合わせた形状のマウスピースを順次交換していくことで、歯列を整える矯正方法です。
ブラケット(金属のブラケット)を歯に装着する従来の矯正法とは異なり、透明で目立ちにくいため、大人の矯正にも適しています。
また、他にも歯を削るクラウンではない審美歯科治療を行いたいという方にお勧めな様々な治療法をご提案することが可能です。
例えば、金属ブラケットのワイヤー矯正に代わる審美的な歯並びを実現するセラミック治療と部分矯正を併用するといった治療も行うことが可能です。
「iTero(アイテロ)」を使用した型取りとシミュレーションとは?
当院ではiTero(アイテロ)の中でも最高性能を誇る「iTeroエレメント5Dプラス」を導入しています。
この機器の使用により、より精密な型取りとデジタルデータ化が可能となり、マウスピース矯正(インビザライン)の精度を一層向上させることができます。
このiTeroは光学スキャンを用いてお口の中を精密にスキャンし、歯並びをデジタルデータとして取得します。これにより、従来のシリコン印象による型取りとは異なり、嘔吐反射が強い患者様でも安心して型取りが可能となります。
さらにiTeroでは取得したデジタルデータを基に治療終了までの歯並びの変化を3D画像でシミュレーションすることができます。これにより、治療前から治療後の歯並びを確認することができ、患者様にとっても安心感を提供します。
私たちはこのiTeroを用いて患者様一人ひとりの口腔状態に最適な治療を提供し、より良い歯並びと口腔健康を実現します。
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マウスピース矯正の仕組み
マウスピース矯正では初めに患者の口腔内を3Dスキャンし、それを元にマウスピースを製作します。
このマウスピースは、歯の位置を微妙に調整する形状が施されており、定期的に新しいものに交換することで、段階的に歯列を整えていきます。
マウスピース矯正のメリット・利点
マウスピース矯正は、透明なプラスチック製のマウスピースを用いて歯を動かしていく治療方法であり、取り外しが可能であるため、患者様のライフスタイルに合わせて使用することができます。
また、マウスピース矯正の最大のメリットは、透明のマウスピースを用いるため目立たず、他の人から気付かれにくいということです。
美観性の高さ |
マウスピース矯正の最大の特徴は、その見た目の美しさです。 透明なマウスピースは目立たず、遠目には矯正をしていることがほとんどわかりません。そのため、社会生活を送る大人でも違和感なく矯正を進めることが可能です。 |
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取り外し可能な便利さ |
マウスピースは取り外しが可能なため、食事やブラッシングの際に邪魔になることはありません。 また、特別なイベントや写真撮影など、一時的に装着を外したい場合も可能です。 |
マウスピース矯正の治療期間の予測のしやすさ |
コンピューターシミュレーションにより、治療の進行予想をある程度把握することができます。これにより、具体的な矯正計画を立てやすく、治療期間の確認も容易になります。
次に、マウスピース矯正の注意点と対策、また他の矯正法との比較について見ていきましょう。マウスピース矯正の治療期間は、症状や治療の進行状況によりますが、一般的には約1年から1年半が目安とされています。 ※マウスピース矯正の治療期間は約1年から1年半程度ですが、治療期間は個々の症状や歯の状態により異なります。 |
マウスピース矯正のデメリット・注意点と対策
マウスピース矯正は多くの利点を持ちますが、日常生活における注意点や可能性のあるトラブルについても理解しておくと良いでしょう。
マウスピース矯正を効果的に行うためにも、日々のケアと適切な装着時間を適切に守ることが大切です。
注意が必要な日常生活のポイント
食事時の注意点
マウスピース矯正中は食事時にマウスピースを外す必要があります。
また、飲み物を摂取する際も、特に砂糖分の多い飲み物は、マウスピースを着けたままだとむし歯の原因になるため注意が必要です。
装着時間の守り方
マウスピースの装着時間は、1日に20〜22時間が推奨されています。食事や歯磨きの時間以外はほとんど常に装着することが求められます。
清掃時の注意点
食事の後や就寝前には、マウスピースの清掃を怠らないようにしましょう。使用していると唾液や食べ物の残りかすで汚れるため、マウスピースは毎日の清掃が必要です。使用後は必ず水で洗い、乾燥させることが推奨されています。また、歯磨き前にはマウスピースを外すこと、歯磨き後にはマウスピースも洗浄することが重要です。
可能性のあるトラブルと対処法
マウスピースの紛失や破損
マウスピースの紛失や破損は意外と起こりやすいトラブルです。マウスピースを正しく管理し、日常生活での取扱いに注意することが重要です。もし紛失や破損が起きた場合は、すぐに歯科医師に連絡しましょう。
適合状態の変化
時々、マウスピースの適合状態が変化することがあります。異常を感じたらすぐに担当医に相談し、適切な対処を行いましょう。
マウスピース矯正と他の矯正法との比較
ワイヤー矯正との比較
ワイヤー矯正は、マウスピース矯正に比べて治療範囲が広いという利点があります。しかし、見た目の問題やブラッシングが難しいという点ではマウスピース矯正の方が優れています。
リンガル矯正との比較
リンガル矯正は歯の裏側にブラケットとワイヤーを装着する矯正法で、見た目にはほとんど影響しません。
しかし、言葉の発音に影響が出やすい、違和感が大きいなどの点では、それらがほぼ生じないマウスピース矯正の方が優れています。
マウスピース矯正はその便利さと美観性から多くの人に選ばれています。
しかし、その効果を最大限に引き出すためには、適切なケアと注意点を理解し、日常生活に取り入れることが重要です。
アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿ができること
当院では以下のような矯正治療を行うことが可能です。
歯を抜かない矯正治療 | 当院では、健康な歯を抜かない方針で矯正治療を行っています。 |
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前歯部分矯正 | 気になる前歯だけを治す、部分的な矯正治療が可能です。 |
コンビネーション矯正(ワイヤー矯正+マウスピース矯正、セラミック矯正) | それぞれの矯正方法のメリットを活かしながら、より効率的に、期間も短くできるようコンビネーション矯正を行なっています。 |
マウスピース矯正(アソアライナー) | 軽度な歯列不正に限りますが、低価格で治せるマウスピース矯正です。 |
インビザライン | 全顎的な矯正から、軽微な歯列不正、後戻り症例まで対応できる世界シェアNo1のマウスピース矯正です。患者様の歯並びに合わせて最適なプランをご提案させて頂きます。 |
当院では、マウスピース矯正のリカバリーも可能です。マウスピース矯正だけでは治療計画通りの歯の動きが取れないこともあり、その場合には部分的なワイヤー装置や補助装置をマウスピース矯正と併用し、歯の動きを補助しています。マウスピース矯正とワイヤー矯正の双方のメリットを活かし、理想的な歯列にしていきます。
※ワイヤー矯正とマウスピース矯正を組み合わせるコンビネーション矯正や、マウスピース矯正もインビザラインとアソアライナーの2種類から、歯並びの状態やご要望にあわせながら治療法を選択いただけます。