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【矯正歯科】

すきっ歯の原因と治し方|正中離開・前歯のすき間を短期間で整える矯正治療

Last Updated on 2025年11月16日 by 小川朗子

すきっ歯 歯の隙間

 

「前歯のすき間が気になる」「正中離開を治したい」「年齢とともにすきっ歯が広がってきた」──
すきっ歯は見た目の印象だけでなく、発音・噛み合わせ・口元の美しさにも影響するため、早めの治療が非常に大切です。

本記事では、すきっ歯(空隙歯列・正中離開)の原因・種類・治し方・矯正方法・費用・症例まで、治療を検討されている方が知りたい内容をまとめて解説します。

 


すきっ歯とは?(空隙歯列・正中離開)

 

すきっ歯とは、本来は接触して並ぶはずの歯と歯の間にすき間(空隙)ができている状態です。とくに前歯に見られやすく、以下のような影響が出ることがあります。

  • 笑ったときにすき間が目立つ
  • 「さ行」などの発音がしづらい
  • 食べ物が詰まりやすい
  • かみ合わせが乱れる

空隙歯列(すきっ歯)

複数の歯と歯の間にすき間がある状態。前歯〜奥歯まで広範囲に起こりやすく、原因は骨格・歯の大きさ・舌で歯を押す癖などさまざまです。

正中離開

上の前歯の真ん中(正中線)にすき間がある状態で、特に見た目に目立つためコンプレックスになりやすいタイプです。


【先天性】すきっ歯の主な原因

① 生まれつき永久歯の本数が少ない(先天性欠如)

永久歯が通常より少ない、もしくは小さい(矮小歯)場合、すき間ができやすくなります。

② 上唇小帯の位置異常

上唇と前歯の間にあるヒダ(上唇小帯)が下に伸びすぎていると、歯が中央に寄りにくく、正中離開の原因になります。


【後天性】大人になってからすきっ歯になった原因

「昔はなかったのに、最近すきっ歯になってきた」
という場合、多くは後天的な癖や歯周トラブルが関係しています。

① 舌で前歯を押す癖(舌癖)

無意識に舌が前歯を押し出すことで、前歯が広がりすき間ができます。

② 口呼吸

口呼吸の習慣があると舌の位置が下がり、前歯を押しやすくなりすき間の原因になります。

③ 歯ぎしり・食いしばり

前歯に外向きの力がかかり続けることで徐々にすき間が開くことがあります。

④ 歯周病

歯周病で歯の支えが弱くなると歯が動揺して動くため、すきっ歯が進行します。

⑤ 歯を失った・抜歯した

隣の歯が移動することで隙間が現れます。


すきっ歯を治す方法|選択肢と特徴

すきっ歯は、原因・すき間の大きさ・噛み合わせの状態により適切な治療が異なります。

① マウスピース矯正(すきっ歯治療と相性が良い)

すきっ歯のケースに当院が最も推奨している方法です。
インビザライン・アソアライナーともに、すきっ歯治療と非常に相性が良く、以下が可能です。

  • 前歯のすき間のみを短期間で閉じる
  • 奥歯の噛み合わせの乱れからくるすきっ歯も根本改善
  • 見えない・痛みが少ない・外せる
  • すきっ歯のほとんどのケースで歯を抜いたり削ったりすることがない

費用と期間の目安

  • 部分矯正(前歯のみ)……35万〜50万円/3か月〜1年
  • 全体矯正(奥歯の噛み合わせも改善)……70万〜100万円/1年〜1年半

症例豊富なマウスピース矯正 インビザライン治療を詳しく

② ワイヤー矯正

確実性が高く、複雑な症例に対応できます。

  • 全体矯正……80万円〜/約1年
  • 部分矯正……30万円〜/約4か月〜1年

③ すき間を埋める審美治療(軽度向け)

  • ダイレクトボンディング
  • ラミネートベニア
  • セラミッククラウン

※噛み合わせや舌癖によって再発する可能性があるため、根本治療は矯正が基本です。

ワイヤー矯正も非抜歯で。歯を抜かない矯正治療がなぜ良いのか?


すきっ歯矯正の症例

症例1|インビザラインライト(11か月)

治療期間11ヶ月/治療費用¥638000(税込)/治療のリスク デメリット 後戻り

前歯のすき間+ねじれを同時に改善。奥歯は安定していたため前歯中心の矯正で対応。

症例2|インビザラインgo(4か月)

治療期間4ヶ月/治療費用 ¥440000(税込)/治療のリスク デメリット 後戻り

軽度の正中離開。部分矯正のみで短期間で改善。前歯の長さは形態修正で調整しました。

症例3|インビザラインコンプリヘンシブ(14か月)

治療期間 14ヶ月/治療費用 ¥990000(税込)/治療のリスク デメリット  後戻り

すきっ歯+出っ歯+前歯の傾き。全体の噛み合わせを整えることで自然な口元へ。

症例3|インビザラインgo(6か月)

治療期間6ヶ月/治療費用¥440000(税込)/治療のリスク デメリット 後戻り

噛み合わせが深く難しいケースでしたが、インビザラインgoプランで順調に進み計画通りに終了しました。リテーナー直前までアタッチメントをつけてマウスピースの維持を強化しています。


すきっ歯治療のメリット

  • 発音が改善し「さ行」などが言いやすくなる
  • 噛み合わせが整い、負担の少ない歯並びへ
  • 食べ物が詰まりにくくなる
  • 口元の印象が大きく改善し自信が持てる
  • 歯磨きがしやすく虫歯・歯周病の予防になる

後戻りしやすいすきっ歯の特徴

  • 舌で前歯を押す癖がある(舌癖)
  • 歯ぎしり・食いしばりが強い
  • ディープバイト(噛み合わせが深い)

後戻り防止のための保定装置

・ビベラリテーナー(マウスピース型)

強度・耐久性が高く、軽微な後戻りなら補正も可能。

・裏側固定ワイヤー

前歯の裏側にワイヤーを固定し、後戻りを強力に防止。


当院がすきっ歯矯正で選ばれる理由

  • 矯正 × 噛み合わせ × 虫歯・歯周病の総合治療を一院で完結
  • マウスピース矯正(インビザライン・アソアライナー)豊富な症例数
  • 舌癖改善トレーニングも併用し後戻りを最小化
  • 保定は「ビベラ+裏側ワイヤー」など個別設計で再発予防

まとめ|すきっ歯は矯正で確実に治せる

すきっ歯は自然に治ることはなく、多くは舌癖・噛み合わせ・歯周病・歯のサイズなど明確な原因があります。
放置すると発音・噛み合わせ・見た目に影響するため、早期の治療がおすすめです。

当院では、すきっ歯の状態に合わせて

  • 部分矯正で短期間で閉じる
  • 全体の噛み合わせから根本改善する
  • 舌癖も同時に改善して後戻りを防ぐ

といった治療設計が可能です。

前歯のすき間・正中離開が気になる方は、まずはお気軽に無料相談へお越しください。

 

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小川朗子

監修者

アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿 小川 朗子(おがわ あきこ) 担当科目:一般歯科/専門治療 矯正歯科・点滴療法
1996年 鶴見大学歯学部卒業
1997年〜2006年 都内開業医勤務
2004年〜南青山デンタルクリニック副院長
2006年 アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿開院
2007年 抗加齢医学会認定専門医取得
2015年 インビザライン認定医取得
2017年 高濃度ビタミンC点滴認定医取得
2018年 インディアナ州立大学歯学部 歯科矯正プログラム認定医取得
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