aadc web予約
aadc

お問い合わせ

aadc

Web予約

aadc

お電話

【矯正歯科, インビザライン】

前歯の噛み合わせを治すには?正しい噛み合わせについても解説

  • 矯正相談受付中!
    まずはお気軽にご連絡ください。
  • \ お電話はこちら /

    ⌚受付時間:10:00-13:00/14:30-19:00

  • \ 矯正相談受付中! /

    歯科医師に相談する

前歯の噛み合わせを治すには?

上下の前歯が反対に噛んでいる、1本だけ上下の歯が逆に噛み合っている、前歯が当たっていない、噛んでいない、受け口に見える噛み合わせ、など前歯の噛み合わせは、機能的な問題だけでなく見た目にも目立つ部分であることから気になっている方も多いでしょう。

⚪︎前歯の噛み合わせが悪いのは治るの?

⚪︎噛み合わせが悪いまま放置するとどうなる?

⚪︎理想的な噛み合わせってどんなの?

前歯の噛み合わせは審美的なことだけでなく、顎関節や姿勢、身体のバランスにも影響が出ることがあります。

本記事では、前歯の正しい噛み合わせや治療方法について解説していきます。前歯の噛み合わせの治療が必要な例も挙げていきますので、治療を検討中の方は参考にしてみてください。

前歯の噛み合わせが悪くなる原因

前歯の噛み合わせが悪くなる原因として、先天的な要因と後天的な要因があります。

先天的要因

・歯の欠損

・成長過程での顎と歯のバランスの悪さ(アーチレングスディスクレパンシーの不調和)

・顎に対して歯の大きさが合っていない

後天的な要因

・口呼吸

・幼少期の指しゃぶり癖

・舌で歯を押す癖

・頬杖をつく

・就寝時に同じ姿勢で眠る

・食いしばりや歯ぎしり

これらの要因があると前歯の噛み合わせが悪くなることがあります。

前歯の噛み合わせが全身の健康に影響する?!

悪い噛み合わせは見た目だけの問題ではなく、口腔環境や全身にも影響が及ぶことがあります。

前歯の噛み合わせの悪さが及ぼす影響

・虫歯や歯周病のリスク   前歯の噛み合わせが悪いと歯磨きがしにくくなり口腔管理が難しくなります。

・顎関節症や他の歯への負担   うまく咀嚼できなかったり、顎の開閉がしにくくなることで顎関節や奥歯にも支障をきたすことになります。

・胃腸への負担  かみにくくなり、食べ物の咀嚼が十分にできないと胃腸に負担がかかります。

・肩こりや頭痛  噛み合わせが悪いと、肩こりや頭痛の原因になることがあります

・発音障害    サ行やタ行などが発音しにくく、発音や滑舌に影響を及ぼすことがあります。

・審美的なコンプレックス  見た目が悪くなることで、心理的なコンプレックスが生じ、話す、笑うなどのコミュニケーションに支障が出ることがあります。

前歯の正しい噛み合わせとは?

正しい噛み合わせ 6つのポイント

1、上下前歯の正中線が、顔面正中、鼻筋を通る線に対して左右対称である。

2、上の前歯が下の前歯にかぶさっている。かぶさっている深さが2~3mm。(オーバーバイト)

3、上の前歯が下の前歯より2~3mm前にかぶさっている(オーバージェット)

4、奥歯で噛んだ時、前歯の上下的な隙間が5mm以下であること

5、口を閉じるときに違和感がない。閉じたときに顎や口元にしわができない。

6、綺麗なEラインである。

それぞれのポイントについてを詳しく解説します。

1上下前歯の正中線が、顔の正中、鼻筋を通る線に対して左右対称である。

正中線とは、上下の前歯を噛み合わせた時の中心線のことです。上下の前歯の真ん中が、顔の真ん中のラインにあって真っ直ぐであることは美しい基準といえます。顔の正中線から上下の前歯の正中線があっていない場合は、顎の噛み合わせがずれているか、歯の本数が不足していて歯列がずれている可能性があります。

正中線が顔の正中とずれている症例  (この場合は上下全体的な矯正が必要になります。)

2、上の前歯が下の前歯にかぶさっている。かぶさっている深さが2~3mm。(オーバーバイト)

上の前歯が下の前歯にかぶさっている量のことを歯科専門用語でオーバーバイトと言います。この深さが2~3mmであることが理想的です。深い噛み合わせのことを過蓋咬合(ディープバイト)と言いますが、噛んだ時に下の前歯がほとんど隠れてしまっている状態で、顎の関節に支障をきたすことがあるため治療の対象になることが多いです。(写真はディープバイト症例)

3、上の前歯が下の前歯より2~3mm前にかぶさっている(オーバージェット)

正しい前歯の噛み合わせは、上の前歯が下の前歯よりも2〜3mm前に出ている状態です。この量のことをオーバージェット量と言います。オーバージェット量が基準値よりも多かったり少なかったりすると食べ物を噛みきれなかったり話しにくくなったりと機能的な不具合が起こります。また、距離が離れるほど噛み合わせが悪く、上の前歯が前に出すぎた状態が上顎前突(出っ歯)、下の前歯が前に出すぎた状態が下顎前突(受け口)になります。(写真は出っ歯の症例)

4、奥歯で噛んだ時、前歯の上下的な隙間が5mm以下であること

奥歯で噛んだ時に前歯の上下的な隙間が5mm以下であることが理想的です。奥歯で噛むと上下の前歯の間に空隙ができる噛み合わせを開咬(オープンバイト)と言って、専門的には不正咬合の一つです。(写真はオープンバイト症例)

5、口を閉じるときに違和感がない。閉じたときに顎や口元にしわができない。

前歯が正しい噛み合わせであると、口を閉じる時に違和感なくスムーズに閉じることができます。唇を閉じると人中が伸びる、顎の下に梅干しジワができる、口元が歪む、唇に力が入るなどの違和感がある場合は、前歯や奥歯を含めた全体的な噛み合わせが正しくない可能性があります。

6、綺麗なEラインである。

Eラインとは、横顔の鼻の先から顎先を結んだ線のことで、このラインの内側や線上に唇の先があることが美しい口元の基準とされています。

 

 

 

美しい歯並び、口元とは?

美しい歯並びと前歯の噛み合わせの基準として上記の6つのポイント以外にも

1、笑った時の歯の先端を結んだ線が下唇の内側のラインに沿って綺麗なカーブを描いている

2、歯が曲がっていたり、ねじれやすき間がないこと

3、歯列がU字のアーチになっている

が美の基準となります。

この理想的な歯並びや口元にするには、矯正治療や審美治療が適応します。通常は、矯正治療で改善することが多いですが、期間を短く、形や色も同時に改善したい場合などは審美治療のみで適応することもあります。また、前歯の噛み合わせによっては、歯並びは矯正治療で治し形と色を審美治療で治すといったコンビネーション治療を行うこともあり、より綺麗な仕上がりを求める方にはこの方法はとてもおすすめです。

治療が対象になる前歯の噛み合わせ

叢生(そうせい)  →    歯が重なっている、ガタガタの歯並び

上顎前突      →    出っ歯

空隙歯列 ・正中離開     →    すきっ歯

反対咬合・下顎前突 →   受け口 やクロスバイト

過蓋咬合(かがいこうごう) → 噛み合わせが深い、下の歯がほぼ見えない噛み合わせ

開咬(かいこう)      →奥歯で噛んだ時に上下の前歯にすき間があく

交叉咬合(こうさこうごう) →上下の奥歯の噛み合わせがずれている、噛んでいない

 

矯正歯科では、これらの治療の対象になる噛み合わせを不正咬合(ふせいこうごう)といいます。

今回の記事では、前歯の噛み合わせの不正咬合の中でも多い「叢生」「反対咬合・クロスバイト」について例を挙げてみました。

前歯の噛み合わせ治療例

症例1  前歯がガタガタしていること、奥歯がかめていないことがお悩みでした。奥歯の噛み合わせも直す必要があるケースだったため、インビザラインマウスピース矯正の上下全体のプランで治療を行いました。  

Before

After

症例2  前歯が逆に噛んでいる症例です。上はセラミックブリッジで歯の傾斜を治し、下は前歯の部分矯正で前歯を内側に入れて上下前歯の噛み合わせを直しました。

Before                                                                                          After

症例3

前歯の反対咬合。奥歯の噛み合わせが受け口でも、顔貌や骨格性の反対咬合でない場合はインビザライン矯正で綺麗な仕上がりになります。ただし、噛み合わせを正しい位置にするため、上下の歯列にゴムをかけて下の歯列を後ろに引っ張る必要があります。

Before

After

まとめ

前歯の噛み合わせが悪いと、毎日の歯磨きや食事などもしにくくなり、見た目の問題だけでなく日々の生活にも悪影響が生じます。そして、年を重ねるごとにその影響が大きくなっていきます。
年齢とともに生活の質を高めていくには、歯の健康の維持、見た目のコンプレックスの解消がとても重要です。歯の健康は全身の健康に直結しており、歯の問題を早めに解決すれば、若さと健康を維持できる時間が長くなります。
前歯の噛み合わせを改善する方法は主に矯正治療になりますが、噛み合わせの状態やご希望に合わせていくつかの方法でご提案が可能です。
当院では、お口の機能を向上させて歯の健康を保ち、見た目もお口の中も若々しい状態を維持することを診療理念とした治療を行なっています。
歯並びや噛み合わせ、見た目の美しさを総合的に診断し、患者様一人ひとりに最適な治療方法のご提案をいたしております。

前歯の噛み合わせや歯並びにお悩みのある方は、どうぞお気軽にご相談ください。





  • 矯正相談受付中!
    まずはお気軽にご連絡ください。
  • \ お電話はこちら /

    ⌚受付時間:10:00-13:00/14:30-19:00

  • \ 矯正相談受付中! /

    歯科医師に相談する
小川朗子

監修者

アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿 小川 朗子(おがわ あきこ) 担当科目:一般歯科/専門治療 矯正歯科・点滴療法
1996年 鶴見大学歯学部卒業
1997年〜2006年 都内開業医勤務
2004年〜南青山デンタルクリニック副院長
2006年 アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿開院
2007年 抗加齢医学会認定専門医取得
2015年 インビザライン認定医取得
2017年 高濃度ビタミンC点滴認定医取得
2018年 インディアナ州立大学歯学部 歯科矯正プログラム認定医取得
≪ 前の記事 一覧へ戻る 次の記事 ≫