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【アンチエイジング, 歯科】

銀歯の詰め物で金属アレルギーになってしまう原因を解説

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お口の中に銀歯が入っている方。それは何年前に治療した詰め物や被せ物か覚えていますか?

もし、10年、20年、いや覚えていないくらい、、という事なら、できればその金属は取り替えた方が良いです。

噛むには不自由がなくても、金属は確実に劣化、酸化を起こしています。辺縁がめくれたり歯との適合が悪くなっていて中が二次虫歯になっていることもあるのです。それに、金属は唾液や食物の酸で少しずつですが摩耗していますのでその金属イオンが体内に入り蓄積することもあるのです。健康被害を及ぼすこともあるので怖いですよね。

銀歯の詰め物が原因で金属アレルギーになる場合がある

また、古い金属を取り替えたほうが良い理由として、金属アレルギーの問題も大きいです。
ある日突然、手や顔に赤みや湿疹、かゆみなどの症状が発症し皮膚科で検査した結果、お口の中の金属かも?!と初めて分かることも多いですし、そこまで症状が出ない場合でも、有害ミネラルとして体内に蓄積していて、それが様々な身体の不調の原因になっていることもあるからです。

歯科用金属としてよく使われるニッケル、銀、パラジウムなどが金属アレルギー性が高いですが、その中でも最も有害なものはアマルガムに含まれている水銀です。

25~30年くらい前には、このアマルガムを虫歯を治した跡の詰め物として使っていたこともあり、年代的にその辺りで治療をされた方は、もしかしたらアマルガムがまだお口の中に入っている可能性があります。もし、この最も毒素の強いアマルガムがまだお口の中に入っていたら、小さい詰め物でも取り除くことをおすすめします。

アマルガムの重篤な被害は金属アレルギー症状だけでなく、うつや不眠、疲労感、胃腸障害などの様々な不調の原因になったり、胎児にも影響を及ぼすとして問題になっています。

お口の中の銀歯は、笑うと目立つという見た目の問題だけではなく、健康のためにも取り除いたほうが良いのです。

銀歯の詰め物を外して、樹脂かセラミックに置き換えた方が良い

治療としては、金属を外してセラミックやコンポジットレジンという樹脂に置き換える方法です。小さいものならコンポジットレジンで1回で終わりますし、もしセラミックで治す場合でも、部分的な詰め物であれば通常2回で終了します。コンポジットレジンでしたら、保険適用で治すこともできます。
詰める部分の大きさや部位(大臼歯なのか小臼歯なのか)によって保険でもOKな場合と、セラミックのほうが適切な場合とがあるので、これは実際に金属の詰めてある部分を診てからの判断になります。

実際、ある女性の患者様は、金属除去の治療をはじめて2週間くらいで鼻の下に出ていた湿疹の赤みが消えて、お口の中の金属が全て取り除かれたあたりでは湿疹は完全に消失していました。

今現在症状がなくても、何かのきっかけで急に出たりすることもあるので、古い金属が残っている方は早めの段階でお取り替えをおすすめします。

見た目にも綺麗ではない銀歯ですが、健康への悪影響があるのが怖いんです。

こういった情報も多くなってきているようで「金属を白いものに取り替えたい」  という希望の方も増えています。

 

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小川朗子

監修者

アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿 小川 朗子(おがわ あきこ) 担当科目:一般歯科/専門治療 矯正歯科・点滴療法
1996年 鶴見大学歯学部卒業
1997年〜2006年 都内開業医勤務
2004年〜南青山デンタルクリニック副院長
2006年 アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿開院
2007年 抗加齢医学会認定専門医取得
2015年 インビザライン認定医取得
2017年 高濃度ビタミンC点滴認定医取得
2018年 インディアナ州立大学歯学部 歯科矯正プログラム認定医取得
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