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【歯科】

インプラントの費用.メリット.デメリット 失敗しないインプラント治療の基礎知識

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この記事ではインプラントについて詳しく説明していきます。インプラントってどんな治療?どういった場合にインプラントになるの?など実際のインプラント治療の知識、メリットとデメリットも合わせて「インプラント」を知りたい方、治療をご検討中の方はぜひご覧ください。

 

「インプラント」というワードが世間一般で一人歩きをしていると感じることがあります。患者様で、インプラントのことを正しく知っている方は案外少なく、「差し歯」と混同されている方が多いようです。ちなみに、自分の根っこが残っている場合の治療はインプラントではありません。根っこが残っている場合はクラウン法と言って、これがいわゆる「差し歯」治療です。

インプラントは、歯を失った部分に対しての治療になります。歯を抜かざるを得なくなった場合に、その後の治療法の選択肢の一つとしてインプラントが存在します。「インプラントにするために歯を抜く」とはならないので間違えのないように知識として入れて下さい。

インプラントとは?

インプラントは、歯を失った部分に自然な歯を取り戻すための治療です。人工の歯根を顎骨に埋め込み、その上にクラウン(人工の歯)を取り付けるのです。インプラントは自然な歯と同じように機能し、見た目も自然です。お手入れも、ご自身ではいつも通りのブラッシングでOKです。クリニックでのメンテナンスクリーニングではチタン部分に当てても問題ない専用チップで周りをお掃除します。

インプラントの仕組み

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インプラントのメリットとデメリット

インプラントのメリット

インプラントは、他の歯科治療法と比較して多くのメリットがあります。
代表的なメリットとして以下があげられます。

  • 1.長期的な口腔の健康(しっかりと痛みなく噛める)
  • 2.自然な見た目と感触 (通常のクラウンと変わらない見た目)
  • 3.食事の質の向上
  • 4.自信と生活の質の向上
  • 5. 欠損した部分だけの歯の回復が行える(ブリッジ法のように周りの歯を削らなくて良い)

インプラントのデメリット

インプラント治療にもデメリットが伴います。術前の診断が的確に行われれば、問題はまれで、発生した場合でも通常は再治療することが可能です。

治療に関してのデメリット

  • 1.費用が高い
  • 2.外科処置を伴う
  • 3.治療が終了するまでの期間がかかる。(通常は歯を抜いてから3ヶ月後にCTでの診査診断、その後3ヶ月ほどで治療終了)
  • 4.骨の状態によってはできない場合がある
  • 5.重度の歯周病ではできない場合がある
  • 6、高齢者や全身疾患の既往歴がある場合はできない場合がある

リスク

  • 1.インプラント部位の感染
  • 2.周囲の構造(他の歯や血管など)への損傷
  • 3.神経損傷(歯肉、唇、顎の痛み、麻痺など)
  • 4.上顎のインプラントが突出して副鼻腔炎などの問題を引き起こす可能性

インプラント治療の基本料金

インプラント治療にかかる費用は施術する部位と上部構造(人工歯)の形態により変わります。当院では「前歯」と「奥歯」に対応しております。以下にインプラント費用を明記しています。

インプラント治療を恵比寿駅徒歩2分の当院へ

当院のインプラント治療にかかる費用

インプラント治療にかかる費用は施術する部位と上部構造(人工歯)の形態により変わります。治療内容別の費用をご紹介します。当院では、ノーベルバイオケアのインプラントを使用しています。その時の最新の材質、また最も生体親和性の高い、骨結合に優れたインプラントをご提供しています。

手術費用(滅菌ドレープ込み) ¥55000
フィクスチャー1歯 ¥275000~¥330000
アバットメント1歯 ¥55000
上部構造クラウン1歯 ¥132000~¥275000
スクリュータイプ1歯 ¥165000~¥308000
オステオトーム(ソケットリフト)1歯 ¥55000
GBR1歯(骨増殖) ¥55000

※当院での治療対象は全ての歯が対象です。また、検査・診察料は保険適応で行います。

 

インプラントの平均的費用

一般的にインプラントの平均的な費用は、多くの要素によって左右されます。これには、使用する材料、選択する歯科医師の技術と経験、地域性、そして手術の複雑さなどが含まれます。これら全てを考慮に入れた上で、インプラントの平均的な費用は、手術費用等も含めて1本約25万円から60万円となります。

インプラントの適応と骨の状態

インプラントは、失われた歯の代わりになる素晴らしい治療法ですが、全ての患者さんに適しているわけではありません。インプラントが適しているかどうかは患者さんの骨の状態に大きく影響されます。

骨の状態とインプラントの適応

インプラントは、顎骨に直接埋め込むため、十分な骨量と骨質、下顎の神経や上顎洞との位置関係が重要となります。インプラントを入れるのに十分な骨量がない場合、骨増生が必要となることがあります。これは、口腔内での強力な咀嚼力がインプラントにかかるため、インプラントがしっかりと骨結合がなされ、インプラント体を十分に支えるための基盤となる骨が必要となるからです。

骨増生について

骨増生は、人工的に作られた骨を用いて、骨を増やす手術です。人口骨が新たな骨を形成し、自身の骨と結合することでインプラントを支える基盤を作ります。この過程は数ヶ月を要することがあります。

骨の状態とインプラント治療の成功

骨の状態は、インプラント治療の成功に大きく関わります。骨が十分に結合しない場合、インプラントは安定せず、治療は失敗に終わる可能性があります。そのため、インプラント治療を受ける前には、十分な骨量と骨質があるかどうかを確認することが重要となります。

費用対効果の考慮

インプラントの価格だけを聞くと「高い」という印象があるかもしれません。しかし、その価格だけで判断するのは短絡的です。失った部位だけを確実に機能復元できること、見た目も自然でよく噛める。義歯のように取り外しも必要なくお手入れも普段通り。食生活の質が上がる。

など、インプラントは長期的な視点から見れば費用対効果の高い治療法になります。

保険とインプラント

デンタルインプラントの費用は一部の保険でカバーされることもありますが、完全にカバーされることは稀です。一部の保険とは、例えば、事故で損傷した部位を抜くことになり、その治療費用を損害保険等でカバーする、といったようなものです。
したがって、インプラント治療を検討する場合は、通常は自費になりますし、もし上記のような特別な理由でインプラント治療を行うことがあったら保険プロバイダーに問い合わせてどの程度の費用がカバーされるのかを確認することが重要です。

保証の部分で言うと、当院では行ったインプラントに関しては3年間の保障制度を設けているため、この期間内に破損や脱離またはやむを得ず再治療の必要のある場合には、完全無償にて再製しております。3年以降経過した場合は、経過年数に応じた金額面での考慮を致しております。

費用の負担を抑える方法

費用の支払い負担を抑える方法もいくつかあります。インプラントは手術〜上部構造セット(クラウンセットで終了)まで数回かかり、治療を段階的に行います。そのため、治療の各ステージで費用を分散することができます。また、当院では分割払いの他、長期で分割をご希望の方にはデンタルローンも対応しております。

当院の基本的なインプラント治療の流れ

1、一次手術 (局所麻酔で行い、トータルの治療時間は約1時間程度) インプラント埋入(骨にインプラントを入れる処置)→翌日消毒→1週間程度で抜糸

↓    インプラントが骨結合をするまで待ちます(約2〜3ヶ月程度)

2、二次手術(局所麻酔で行い、1時間程度)  歯肉を開けてアバットメントと言われる土台になる部分を入れます。仮歯がこの時点で入ります。問題がなければクラウンの型取りを行います

3、クラウンのセット

4、経過観察、噛み合わせのチェック

インプラントオペ。普段の診療室は完全滅菌室に変わります。患者様にも滅菌ドレープを着て頂きます。

インプラントは生活や健康を支える技術

インプラントはネットでの情報が多々あり、失敗例なども多く載っていますので、怖いと感じる方もいらっしゃるようです。価格も高価なこともあり敬遠されますが、担当医師の技術、的確な診断、長期的な視点から見れば費用対効果の高い治療法であり、生活の質の向上、食事の質の改善、そして自信の回復といった私たちの生活や健康を支える価値の高い診療です。

ただ、当院では、「インプラントありき」の考え方ではなく他の選択肢でも可能なようにインプラントに代替する治療も行っています。

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小川朗子

監修者

アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿 小川 朗子(おがわ あきこ) 担当科目:一般歯科/専門治療 矯正歯科・点滴療法
1996年 鶴見大学歯学部卒業
1997年〜2006年 都内開業医勤務
2004年〜南青山デンタルクリニック副院長
2006年 アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿開院
2007年 抗加齢医学会認定専門医取得
2015年 インビザライン認定医取得
2017年 高濃度ビタミンC点滴認定医取得
2018年 インディアナ州立大学歯学部 歯科矯正プログラム認定医取得
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