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【歯科】

口内環境を改善してウイルスから身を守ろう

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久しぶりのブログになりました。新型コロナウイルスの蔓延が深刻な状況になっており、当院でも患者様及び我々スタッフへの感染対策を強化しております。3月に入ってから、新型コロナウイルス感染対策とそれに伴う業務が忙しくなり、ブログのことをすっかり忘れておりました^^: それに加えて小学校のお休みの延長と、一時はスケジュール調整に頭が混乱しそうになりましたが、一つ一つ解決策を見出しながら、また、この状況の中でも診療に従事できる事に感謝しながら毎日を過ごしています。

新型コロナウイルスの感染を防ぐ方法として、手洗いやマスク、うがい、顔を触らない、免疫力を上げる、正しい生活リズムを心がける、、など留意することが大切ですが、お口の中も十分にケアすることをぜひ意識してください。今回のコロナウイルス感染に限ってのことではないのですが、臨床家として口腔内のケアの大切さを改めて感じています。

お口の中には常在菌を含め身体に悪さをする菌も存在していますが、それは口内環境により増殖します。そしてケアを怠ると口内環境が悪化してインフルエンザなどのウイルスや細菌感染を起こしやすくなることが分かっています。

とくに気を付けないといけないのが「歯周病」

歯周病はプラークの中の細菌が原因の感染症で、歯周病菌が歯肉、歯周組織を破壊し炎症を起こします。炎症を起こした歯肉は出血したり腫れたりします。歯周ポケットを作りその中で細菌が増殖し、さらに進むと歯を支えている骨まで溶かして行末は歯が抜ける、、という病気です。怖いです。。

歯周病菌の産生する酵素によって歯肉や粘膜が損傷されると(炎症を起こし、出血や腫れが症状として出ます)、通常は粘膜で保護されているウイルスレセプターが露出してしまいそこが感染の足場になるのです。ウイルスはそれにくっついて細胞の中に侵入します。喉やお口の中、舌など、粘膜の表面はこのようなレセプターが存在します。ですから、お口の中が衛生的でない状態だと、ウイルス性疾患に罹りやすいというわけです。 

以前、娘がお世話になっている小児科の先生も「子供が熱を出している時でも、絶対に歯磨きだけはさせて寝る」と言っていました。

また、高齢者の場合では、口内環境が悪くなると誤嚥性肺炎を起こすこともあります。免疫力も下がり様々なウイルスや細菌感染も起こしやすくなり非常に危険です。介護を必要とする高齢者の口腔ケアが非常に大切なのは、こう言った理由が大きいです。

もちろん、若い世代でも口内環境が悪くなれば免疫力も下がり感染リスクも上がります。ウイルス感染のしやすさだけでなく、胃腸への弊害、心疾患や高血圧、低体重時出産など、歯周病菌は血液を介し様々な臓器へ悪影響を及ぼします。(ちなみに妊婦さんにとっては、歯周病は喫煙や飲酒以上のリスク因子とされています。)

お口は、美味しい食事を味わうことのできる体の一部ですが、状態によっては悪いウイルスも入れてしまう器官であることをご承知おきください。

だからこそ、普段から寝る前の歯磨きはもちろんのこと、十分なお口のお手入れをすることがウイルスから身を守る、そして健康な身体をキープするのにとっても大事なのです。

ウイルス感染を防ぐためにお口のケアも忘れずに!お家でもすぐに実践できるのがお口ケアの良いところ。ぜひ意識してみてくださいね^^

ウイルスから身を守ろう!お口のケアのまとめ

○歯周病はウイルスや細菌感染のリスクファクターになるので、歯周病菌の排除、除菌を徹底すること 。つまりまずは歯磨き!基本的なことですが毎日ちゃんと歯磨きをすること。磨きにくい奥歯の隅っこや歯の裏側、歯と歯の間もしっかりと。できれば定期的にプロの手を借りてクリーニングをするといいですよ。PMTCでは歯の表面についたバイオフィルム(細菌の膜)を除去し普段磨けていない部分や歯周ポケットの中まで除菌することができます。1回でも効果を実感しますが、継続することでお口の中は綺麗で清潔な状態を保つことができます。唾液が粘つく方や口臭が気になる方にはとくにおすすめ!その粘つく唾液には歯周病菌が存在します。プラーク、歯石を一掃しましょう。

○唾液をたくさん分泌させてお口の中の免疫力を上げること。唾液には成長因子や抗菌作用、免疫作用、粘膜保護作用、組織修復作用、消化酵素も含まれています。ただの水分ではないのです。お口の中だけでなく、体を健康に若く保つ成分がいっぱい含まれています。

唾液分泌を良くするには、食事は良く噛んで食べる、表情筋と舌を良く動かすこと、フェイシャルトレーニング、歯肉マッサージ、が効果的です。

○歯磨きの最後には舌も磨きましょう。舌の表面にも汚れや細菌が付着しています。専用の舌磨き用ブラシでも歯ブラシでも良いです。奥から手前へブラシを動かして汚れを優しく擦り落とすイメージで舌苔をきちんと取りましょう。

新型コロナウイルスとは長い戦いになりそうですが、今の自分にできることを一つ一つやっていくしかないのかなと思います。日々変わっていく状況に冷静に対応し乗り越えていきたいです。 頑張りましょう。

歯間ブラシも使っていますか?40代を過ぎたら奥歯には必須。徐々に歯と歯の間が空いてくるので適切なサイズのブラシを使い間の汚れを落としましょう。プラークが必ず取れます。
様々な種類があるデンタルフロス。こちらも歯と歯の間の「歯」に付着したプラークや汚れ、着色が落とせます。こちらはできれば毎回の歯ブラシの後に。
こんな感じで間に挿入します。ホルダーについているものよりリール状になっているものを20~30 cmくらいカットして使う方が衛生的でおすすめです。
歯周病治療といえばコレ!!ペリソルブ。歯周病治療薬です。歯周ポケット内にシリンジで挿入します。外科的な処置をせず、リスクなし。通常の機械的クリーニングだけよりもはるかに効果が高いです。確実に出血や排膿がなくなり人によっては歯周ポケットが完全に無くなります。当院の歯周病治療の質が上がったのもこれのおかげです。


歯周病治療について   https://www.a-a-d-c.com/care1/gum-care/

アンチエイジングのためのフェイシャルトレーニング、セルフケア https://www.a-a-d-c.com/care1/self-care/

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小川朗子

監修者

アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿 小川 朗子(おがわ あきこ) 担当科目:一般歯科/専門治療 矯正歯科・点滴療法
1996年 鶴見大学歯学部卒業
1997年〜2006年 都内開業医勤務
2004年〜南青山デンタルクリニック副院長
2006年 アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿開院
2007年 抗加齢医学会認定専門医取得
2015年 インビザライン認定医取得
2017年 高濃度ビタミンC点滴認定医取得
2018年 インディアナ州立大学歯学部 歯科矯正プログラム認定医取得
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