【インビザライン】
マウスピース矯正は痛い?いつまで続く?原因と対処法|受診の目安も歯科医が解説
Last Updated on 2026年1月16日 by 小川朗子
目次
マウスピース矯正の「痛み」が不安な方へ
「マウスピース矯正を始めたけれど、思ったより痛い…」「これって普通?それとも何かトラブル?」——そんな不安はとても自然です。
結論から言うと、マウスピース矯正の痛みは“歯が動いているサイン”として一時的に出ることが多く、ずっと強い痛みが続くケースは稀です。一方で、虫歯・噛み合わせ・装置の不具合など、早めに確認した方がいい痛みが隠れていることもあります。
この記事で分かること
- 痛みが出やすいタイミング(いつまで続く?)
- 原因別:よくある痛み/注意すべき痛み
- 自分でできる対処法(やっていいこと・NG)
- 受診の目安(相談すべきサイン)
痛みを理由に矯正をあきらめてしまう前に、判断の軸を整理していきましょう。
マウスピース矯正の痛みはいつ出る?ピークはいつまで?
痛みが出やすいのは、主に次のタイミングです。
- 新しいアライナー(マウスピース)に交換した直後〜1〜3日
- 装着が甘く、浮いた状態で無理に押し込んだとき
- 顎間ゴムや補助装置を使い始めた数日間
- 長時間外して“後戻り”が起きた後に再装着したとき
多くは数日で軽くなり、次の交換のたびに「慣れてきた」と感じる方も少なくありません。
マウスピース矯正が痛い主な原因

1)歯が移動していることによる痛み(圧迫感・浮く感じ)
矯正は歯に力をかけて動かす治療のため、交換直後は圧迫感・鈍い痛みが出ることがあります。これは歯を支える組織が変化に適応している過程で、多くは一過性です。
ただし、痛みが強い/拍動する/噛むと鋭く痛いなどの場合は、別の原因が隠れていることもあるため、自己判断で放置せずご相談ください。
2)歯根膜が敏感になっている(噛むと痛い・しみる)
歯の周囲にはクッションの役割をする組織があり、矯正中は一時的に敏感になります。硬いものを噛むと痛みが出やすいため、交換直後は食事を工夫するとラクになります。
3)マウスピースの縁・補助装置が粘膜に当たる(口内炎・擦れ)
縁が当たる、ボタンや部分ワイヤーで頬の内側が擦れるなど、“歯ではなく粘膜が痛い”タイプです。調整で改善できることが多いので、我慢せずに早めに確認しましょう。

噛み合わせ調整のために小さいボタンを使うことがあり、数日は頬の粘膜に当たって痛みが出る場合があります。
4)指示より早くアライナーを進めた(無理な力=痛み増)
早く終わらせたい気持ちで交換を早めると、歯に無理な力がかかり痛みが強くなることがあります。痛みだけでなく、動きの質にも影響するため、交換スケジュールは必ず守りましょう。
5)着脱時の痛み(アタッチメントに引っかかる)
慣れるまで「外すときに痛い」ことがあります。外し方で軽くできることも多いため、次章のコツも参考にしてください。

アタッチメント自体は痛みの原因にはなりませんが、着脱時に外しにくく、慣れるまで痛みを感じることがあります。爪が長い方は、より外しにくいことが多いため、専用のリムーバーを使用することをお勧めしています。
6)歯ぎしり・食いしばり(起床時に痛い)
就寝中の食いしばりで歯や顎に負担がかかり、朝に痛みが出ることがあります。噛み合わせや筋肉の緊張も含めて評価が必要です。
7)後戻り(長時間外して再装着したときが一番つらい)
装着時間が短いと歯が戻ろうとし、再装着時に強い圧迫感・痛みが出ます。痛いから外す → さらに痛い、の悪循環になりやすいので注意が必要です。長時間外していて装着する際は、アライナーチューイなどを使用してゆっくり歯にフィットさせるようにしましょう。
8) アライナーのステージよる痛み
歯の動きがアライナーのステージによって異なります。大きく動きがあるステージやねじれを直す力がかかるステージなど、進行状況によって痛みの出るステージがあります。いずれも一時的なため、2日ほど装着すると治ってくることがほとんどです。
痛みを軽減する方法(自宅でできること)

まずは結論:痛みが強い時ほど「正しくフィット」が大事
意外に多いのが、浮いた状態で装着してしまい、無理な当たりが出て痛いケースです。交換直後ほど、奥歯から順に指で密着させ、必要に応じてチューイー等でフィットを確認してください。
当院の痛み軽減サポート:SureSmile VPro(振動デバイス)
当院では、マウスピース矯正の痛みや違和感をできるだけ抑え、快適に続けていただくために「SureSmile VPro(シュアスマイルVPro)」の併用をご案内しています。
VProは1日5分の微細振動で、以下のようなサポートが期待できます。
- アライナーのフィット感向上(浮き対策)
- 交換直後の痛み・違和感の軽減
- 歯の移動をスムーズにし、治療の継続がラクになる
「痛みが不安」「できるだけ快適に進めたい」方は、診断時に適応も含めて丁寧にご説明します。
痛みを軽減し、治療期間を短縮できるシュアスマイルVproとは?関連ブログはこちら
1)痛み止めは“適切に”使う(多用は避ける)
強い痛みがある場合、痛み止めで楽になることがあります。ただし、薬の選び方や頻度は状況によって異なるため、自己判断で繰り返し服用するのではなく、担当医に相談してください。
2)食事を柔らかいものにする(交換直後の3日が目安)
お粥、スープ、卵料理など、噛む負担を減らすと痛みが軽くなります。前歯が痛い場合は、食材を小さく切る工夫も有効です。
3)着脱は“奥歯から”ゆっくり(リムーバーの活用も)
前歯から無理に外すと痛みが出やすく、アライナーの変形リスクも上がります。奥歯から少しずつ外し、左右交互に丁寧に行いましょう。
4)縁が当たる・口内炎ができる時は我慢しない
縁の当たりは調整で改善できることが多いです。自己流で削りすぎるとフィットが崩れる場合があるため、痛みが続くなら早めにご相談ください。
5)どうしても痛い時は「前のアライナーに戻す」前に相談を
状況によっては一時的に戻す判断が有効なこともありますが、計画全体に影響するため、必ず担当医の指示に従ってください。
この痛みは要注意:受診をおすすめするサイン

- ズキズキ拍動する/夜眠れないほど痛い
- 噛むと鋭い痛みが続く/特定の歯だけ強い
- 腫れ・出血・発熱などがある
- アライナーが明らかに浮く・入らない/割れている
- 毎回の交換で痛みが長引く(数日以上続く)
「様子を見ていいか分からない」段階で相談していただく方が、結果的に早くラクになります。
マウスピース矯正の痛みが不安な方へ|当院の考え方
痛みを抑えるために当院が重視しているのは、単に装置を渡すことではなく、
- 無理のない移動量で計画を立てる
- 噛み合わせ・歯ぎしり等も含めて事前評価する
- 装着・着脱のコツを丁寧にお伝えする
- 痛みが強い時は早めに調整・見直しをする
マウスピース矯正は「痛みが出ないこと」がゴールではなく、安全に、無理なく、計画通りに進むことが大切です。不安がある方は遠慮なくご相談ください。
無料カウンセリングのご案内
「痛みが怖くて始められない」「他院で痛みが続いて不安」など、状況に合わせてご相談いただけます。
FAQ|マウスピース矯正の痛みでよくある質問
Q. マウスピース矯正の痛みはいつまで続きますか?
多くは交換直後〜1〜3日に出やすく、徐々に軽くなります。毎回の交換で長引く、または強い痛みが続く場合は原因確認をおすすめします。
Q. 痛いときは外して休んでもいいですか?
長時間外すと後戻りが起き、再装着時にさらに痛くなることがあります。痛みが強い時ほど、原因を確認しつつ装着の仕方(フィット)を見直すのが重要です。ご自身での判断ではなく、早めのご相談で担当医の指示に準じてください。
Q. マウスピースの縁が当たって口内炎ができました。
縁の当たりは調整で改善できることが多いです。我慢せずにご相談ください。
Q. 市販の痛み止めを飲み続けても大丈夫ですか?
薬の使い方は状況によって異なります。自己判断で繰り返し飲み続けるのではなく、担当医に相談してください。
Q. SureSmile VProは痛みの軽減に役立ちますか?
個人差はありますが、当院では交換直後の違和感・痛みが軽くなったという声が多く、フィット確認の意味でも併用をご案内しています。適応は診断時にご説明します。
まとめ|「痛い」は普通の範囲か、確認が必要かを切り分けましょう
マウスピース矯正の痛みは、多くが歯の移動による一時的なものです。一方で、装置の当たり・虫歯・噛み合わせなど、早めに確認した方がよいケースもあります。
「この痛み、様子見でいい?」と迷った段階で相談していただく方が、結果的に不安も期間も短くなります。痛みが不安な方も、ぜひ一度ご相談ください。
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監修者
- アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿 小川 朗子(おがわ あきこ)
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1996年 鶴見大学歯学部卒業
1997年〜2006年 都内開業医勤務
2004年〜南青山デンタルクリニック副院長
2006年 アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿開院
2007年 抗加齢医学会認定専門医取得
2015年 インビザライン認定医取得
2017年 高濃度ビタミンC点滴認定医取得
2018年 インディアナ州立大学歯学部 歯科矯正プログラム認定医取得
2018年 著書「若さを取り戻す歯のエイジングケア」出版 - 公式サイトトップへ