【矯正歯科】
すきっ歯はかわいいの?魅力と正しい治療法を徹底解説
Last Updated on 2025年12月23日 by 小川朗子
「すきっ歯はかわいいの?」「個性として活かすべき?それとも治したほうがいい?」
すきっ歯(空隙歯列)は、見た目の印象が国や文化、年代によって大きく分かれる歯並びです。
実際にフランスなどでは“幸運の歯”としてポジティブに捉えられる一方、日本では
「清潔感」「きちんとした印象」を重視する文化から、治療を検討される方が多いのも事実です。
当院では、すきっ歯を「必ず治すもの」でも「放置してよいもの」でもなく、
その方の骨格・歯の形・年齢・価値観に合わせて判断すべき歯並びと考えています。
目次
すきっ歯は本当に「かわいい」と言われる歯並び?
すきっ歯が「かわいい」「チャームポイント」と言われる理由には、
親しみやすさ・柔らかい印象・自然体の美しさがあります。
特に若い年代では、幼少期の名残が感じられ笑顔に抜け感が出ることで好印象につながることもあります。
しかし一方で、年齢を重ねるにつれて
- 口元が間延びして見える
- 清潔感が損なわれて見える
- 歯ぐきが下がり、すき間が強調される
といった変化が起こりやすく、「若い頃は気にならなかったが、今は気になる」
というご相談が非常に増えています。
すきっ歯の原因は「歯並び」だけではありません
すきっ歯の原因は単純ではなく、以下のような要因が複合的に関与します。
- 歯のサイズが小さい(矮小歯・先天的要因)
- 顎の幅が広く、歯が並びきらない
- 舌で前歯を押す癖・口呼吸
- 矯正後の後戻り
- 歯周病による歯の移動
そのため当院では、「すきっ歯=この治療」と決めつけず、
原因を診断した上で治療方法を選択します。
すきっ歯を放置することで起こりうるリスク
見た目の問題だけでなく、すきっ歯を放置することで以下のようなリスクが生じます。
- 歯と歯の間に汚れが溜まりやすく、虫歯・歯周病リスクが上がる
- サ行・タ行の発音が不明瞭になる
- 噛み合わせが不安定になり、顎への負担が増える
- 年齢とともにすき間がさらに拡大する
「今は問題ない」と感じていても、将来的な変化を見据えて判断することが大切です。
当院が考える「すきっ歯治療」の基本方針
当院のすきっ歯治療の特徴は、噛み合わせや前歯のすき間の幅を診断して「治療後の状態が良好に保て長期的に安定する治療」をご提案しています。
治療後に満足いただける結果にすることを心がけ、すぐにすき間が戻ってしまったりバランスの悪い前歯の形にならないような治療方法に努めています。
将来やり直しが難しい治療を安易に選択することはおすすめしていません。
すきっ歯専門治療ページでもお伝えしている通り、
- 歯のすき間に合わせた選択肢のご提案
- 天然歯を長く使えることを最優先
- 将来の再治療まで見据えた設計
を重視し、審美性と機能性のバランスを大切にしています。
すきっ歯の治療法と向いているケース
① ダイレクトボンディング
歯をほぼ削らず、レジンで隙間を埋める方法です。
軽度のすきっ歯で、短期間・低侵襲で改善したい方に向いています。
- 治療回数:1回
- 歯を削らない・可逆性が高い
- 将来的なやり替えが前提
症例
治療期間1日/治療費用1歯¥33000×2 ¥66000/治療のリスク・デメリット 欠けることがある
Before


② ラミネートベニア
歯の表面を最小限だけ整え、薄いセラミックを貼り付ける方法です。
すきっ歯と同時に歯の形・色も整えたい方に適しています。歯の幅が細く、ダイレクトボンディングでは強度が保てない場合などに適応です。
当院では、歯の幅が不自然に広がらないよう、
ミリ単位での設計と技工士立ち会いシェードテイキングを行います。
症例
治療期間 1ヶ月 治療費用 4本¥602800 /治療のリスク・デメリット 歯を削る必要がある。歯ぎしりなどの強い力がかかると取れることがある

③ マウスピース矯正(インビザライン)
歯並び全体のバランスを整えながら、すきっ歯をご自身の歯を活かして改善でき、すきっ歯の根本改善ともなる治療法になります。噛み合わせを確認し、部分的矯正か奥歯も含めた全体矯正のどちらが適しているかを診断してご提案しています。
症例 部分矯正 インビザラインgo
治療期間 6ヶ月 治療費用¥495000(上下)/治療のリスク・デメリット 保定装置をしないと後戻りする


症例 全体矯正 インビザライン
治療期間 12ヶ月 /治療費用¥990000/治療のリスク・デメリット 保定装置をしないと後戻りする。


「かわいい」を活かすか、「整える」かはあなた次第
すきっ歯は、確かに個性として魅力になる場合もあります。
一方で、年齢やライフステージによって「整えたい」と感じる瞬間が訪れることも自然です。
当院ではカウンセリングでご希望を伺い、歯並びと噛み合わせを診させていただき「今の印象をどう活かしたいのか」、「将来どうありたいのか」を一緒に整理し、その上で最適な選択肢をご提案します。
よくある質問(FAQ)
Q. すきっ歯は治したほうがいいですか?かわいいと言われるならそのままでも大丈夫?
A. すきっ歯は必ず治すべきではありませんが、年齢変化で隙間が強調されたり、虫歯・歯周病リスク、発音や噛み合わせへの影響が出ることがあります。当院では原因と将来変化を踏まえ、活かすか整えるかを一緒に検討します。
Q. すきっ歯は削らずに治せますか?
A. 軽度であれば、歯をほとんど削らないダイレクトボンディングや、マウスピース矯正で改善できる場合があります。適応は歯の形・隙間の量・噛み合わせによって変わるため、診断の上でご提案します。
Q. すきっ歯は最短どれくらいの期間で治せますか?
A. ダイレクトボンディングは1回で完了することがあります。ラミネートベニアは2〜3回の通院が目安です。矯正は数ヶ月〜1年以上かかることもあります。
Q. すきっ歯治療はどの方法が一番自然に仕上がりますか?
A. 自然さは歯の形・色・歯ぐき・笑った時の見え方まで含めた設計で決まります。ボンディングは低侵襲、セラミック(ベニア/クラウン)は色と質感の再現性が高いのが特徴です。天然の自分の歯を活かしたまますき間を閉じる矯正治療は最も自然と言えます。
Q. すきっ歯は後戻りしますか?
A. 後戻りを防ぐために保定(リテーナー)が重要です。舌癖や口呼吸がある場合は要因になることがあるため、当院では保定計画と生活習慣の確認まで含めてご案内しています。
Q. すきっ歯の相談では何を見てもらえますか?
A. 隙間の原因(歯のサイズ・歯並び・噛み合わせ・舌癖・歯周状態)を確認し、いくつかの選択肢を含めて比較しご提案します。
まとめ
すきっ歯は「かわいい」「治すべき」という二択ではありません。
歯の形・顎のバランス・年齢・価値観によって、
最適な答えは一人ひとり異なります。
すきっ歯を活かすか、整えるか迷っている方こそ、
一度専門的な視点で診断を受けてみてください。
自然で上品な口元を目指したい方のために、
当院は誠実な選択肢をご用意しています。
すきっ歯を「活かす」か「整える」か迷っている段階でも大丈夫です。
削らない選択肢を含めて、状態に合う方法を比較しながらご提案します。
すきっ歯・審美治療のご相談(初回カウンセリング)はこちら
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監修者
- アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿 小川 朗子(おがわ あきこ)
-
1996年 鶴見大学歯学部卒業
1997年〜2006年 都内開業医勤務
2004年〜南青山デンタルクリニック副院長
2006年 アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿開院
2007年 抗加齢医学会認定専門医取得
2015年 インビザライン認定医取得
2017年 高濃度ビタミンC点滴認定医取得
2018年 インディアナ州立大学歯学部 歯科矯正プログラム認定医取得
2018年 著書「若さを取り戻す歯のエイジングケア」出版 - 公式サイトトップへ