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【矯正歯科】

下の歯の歯並びが悪い原因と治し方|大人でもできる矯正方法を解説

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鏡を見るたびに「下の歯の歯並びが気になる」と感じたことはありませんか?

とくに下の前歯は、年齢が上がるにつれ口元周りの筋肉が下垂してくることで人から見えやすくなります。話している時に目立つのは、案外下の歯であることが多いのです。自分で見た時だけでなく、人からも見られやすい部分でもあります。

歯並びの乱れは、見た目の印象だけでなく、虫歯や歯周病のリスクを高めたり、噛み合わせのズレから顎の痛みや肩こりを引き起こすこともあります。

「今さら矯正するのは大変そう」とためらっている方も、大人向けの矯正方法が充実しているため、気軽に治療を始めることが可能です。

本記事では、下の歯並びが悪くなる原因とその影響を解説し、大人でもできる矯正方法について詳しく紹介します。

目立ちにくい矯正方法や短期間で改善できる治療法もあるため、ご自身に合った方法を見つける参考にしてください。

下の歯並びが悪くなる主な原因


下の歯の歯並びが乱れる原因は、「生まれつきの要因(先天的要因)」と「加齢や生活習慣による要因(後天的要因)」の2つに分けられます。

顎の大きさや歯のサイズが関係する先天的な要素と、食生活や日常の癖による後天的な影響が組み合わさることで、歯並びが悪くなるケースが多く見られます。

先天的要因

下の歯の歯並びが悪くなる原因の一つが先天的要因です。

生まれつきの顎の形や歯のサイズが影響し、成長の過程で歯がきれいに並ばないことがあります。

顎の大きさ

顎が小さいと、歯が生えるためのスペースが足りず、歯並びが乱れることがあります。

特に下顎の発達が不十分な場合、前歯が重なったり、歯が内側に傾いたりすることが多いです。

歯の大きさ

歯のサイズが大きすぎると、顎のスペースに対してバランスが取れず、歯が重なったり、前後にずれたりします。

後天的要因

後天的要因としては、加齢に伴う骨量の減少、歯の移動による歯並びの変化や食事の仕方や日常生活での癖、親知らずの影響などが挙げられます。

これらの習慣が長期間続くことで、下の歯の歯並びが徐々に悪化していきます。

加齢

下の歯並びが崩れてくる要因として加齢も大きく影響します。年齢とともに、骨量、骨密度が減少し、歯を支えている骨の変化により歯の移動が起こることがあります。噛み合わせの力がかかり奥歯が前方に倒れてくることで前歯全体や、1本だけ出ている前歯がさらに前に出っ張ってくるなどの現象が起こりやすくなります。

食生活


柔らかい食べ物ばかりを食べていると、顎の発達が不十分になり、歯並びが悪くなることがあります。

特に、成長期の子どもがあまり噛まない食生活を送ると、顎がしっかり成長せず、歯が正しく並ばない原因となります。

日常生活の癖

舌を前に押し出す癖や、口呼吸が習慣化していると、下の歯並びが乱れやすくなります。

また、片側だけで噛む癖や、頬杖をつく姿勢が続くと、顎のバランスが崩れ、歯並びに悪影響を与えることもあります。

親知らずの影響


親知らずが横向きや斜めに生えていると、他の歯を押してしまい、歯並びが崩れることがあります。

特に、スペースが不足している場合、親知らずの圧力によって前歯が重なり、歯並びが悪くなるケースがよく見られます。

下の歯の歯並びが悪いデメリット

下の歯並びが悪いことを放置すると、見た目の問題だけでなく、健康にもさまざまな悪影響を及ぼします。

歯の清掃が難しくなることで虫歯や歯周病のリスクが高まり、さらに顎や身体全体にまで悪影響が広がる可能性があります。

見た目のコンプレックス


歯並びが悪いと、笑顔に自信を持てなくなることがあります。

特に下の歯は話しているときや笑ったときに見えやすく、コンプレックスを抱く原因になりやすいです。

・写真を撮るときに口元を隠してしまう
・人前で話すのが苦手になる
・第一印象に影響を与える

このような心理的な負担が積み重なることで、自己表現が苦手になり、コミュニケーションにも影響を及ぼす可能性があります。

虫歯や歯周病のリスクが高まる

歯が重なり合っていると、歯磨きが行き届かず、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

通常、歯ブラシは歯の表面をスムーズに磨くことができますが、歯並びが悪いとブラシの毛先が届きにくい部分ができてしまい、プラーク(歯垢)が溜まりやすくなります。

また、デンタルフロスを使用しても隙間が狭すぎると通しにくく、十分なケアができないこともあります。

この結果、歯周病が進行すると、最終的に歯がグラついたり、抜け落ちたりする可能性もあります。

顎関節症の原因になる


下の歯並びが悪いと、噛み合わせが乱れ、顎に負担がかかることがあります。

・噛むときに一部の歯に過剰な力がかかる
・片側ばかりで噛む習慣がつく
・顎の筋肉や関節に負担がかかり、痛みが生じる

このような状態が続くと、顎関節症を引き起こす可能性があります。

顎関節症になると、口を開けるときに痛みを感じたり、顎の動きがスムーズでなくなることがあり、食事や会話にも支障をきたすことがあります。

頭痛や肩こりの原因になる

歯並びの乱れによって噛み合わせが悪くなると、顎だけでなく、首や肩の筋肉にも負担がかかります。

・噛むたびに顎がずれることで筋肉が緊張する
・姿勢が悪くなり、首や肩に負担がかかる
・筋肉のコリが蓄積し、頭痛を引き起こす

特に、デスクワークが多い人は、日常的な肩こりや頭痛の原因が歯並びにあることも珍しくありません。

噛み合わせを整えることで、こうした不調の改善が期待できます。

下の歯並びが悪い代表的な症例

下の歯並びが悪いケースにはさまざまな症例があり、それぞれに異なる特徴があります。

代表的なものとして、歯が重なってデコボコになる「叢生」、下の歯が上の歯より前に出る「反対咬合」が挙げられます。

叢生(そうせい)

叢生は、顎のスペースが不足し、歯が重なり合ってしまう状態です。

歯磨きがしづらくなることで、汚れが溜まりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

また、歯並びがガタガタになることで、見た目にコンプレックスを感じることもあります。

さらに、噛み合わせが乱れることで顎に負担がかかり、顎関節症の原因になることもあります。

反対咬合(はんたいこうごう)

反対咬合は、通常とは異なり下の歯が上の歯より前に出る噛み合わせです。

この状態では、発音がしにくくなったり、食事の際に噛みづらさを感じることがあります。

また、顎の骨に負担がかかることで顔の輪郭に影響が出ることもあります。

噛む力のバランスが崩れることで消化不良を引き起こしやすくなるため、健康面でも注意が必要です。

下の歯並びを改善する治療法

下の歯並びを改善する方法には、部分矯正やセラミック矯正など、症状や希望に応じた治療法が選べます。

矯正を考える際は、見た目だけでなく噛み合わせや歯の健康を考慮することが大切です。

部分矯正

下の歯だけを整える部分矯正は、気になる部分だけを短期間で改善できる治療法です。

ただし、噛み合わせのバランスを考慮しないと、歯並びのズレや顎への負担が生じる可能性があります。

部分矯正には、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の選択肢がありますので、それぞれ紹介します。

ワイヤー矯正


ワイヤー矯正は、歯にブラケットを装着し、ワイヤーの力を利用して歯を移動させる矯正方法です。

強い力をかけることができるため、軽度から重度の歯並びの乱れまで幅広く対応できる点が特徴です。

歯を確実に動かせるため、矯正効果が高く、適用できる症例の幅も広いです。

しかし、装置が歯に固定されるため、食事の際には食べ物が詰まりやすくなったり、歯磨きがしづらくなったりすることがあります。

食事の制限も生じるため、矯正期間中のケアには注意が必要です。

マウスピース矯正


マウスピース矯正は、透明なマウスピースを装着し、少しずつ歯を動かしていく方法です。

装置が目立ちにくいため、人前に出る機会が多い人や、矯正治療中も自然な見た目を維持したい人に適しています。

取り外しが可能で、歯磨きや食事の際に装置を外せるため、衛生管理がしやすい点も大きなメリットです。

ワイヤー矯正と比べると痛みが少なく、装着時の違和感も軽減されるため、矯正治療に対するストレスが少ないのも特徴です。

ただし、適用できる症例には限りがあり、大きな歯並びの乱れや抜歯を伴う治療が必要なケースには向いていません。

セラミック矯正


セラミック矯正は、歯を削ってセラミックの被せ物を装着し、歯並びを整える方法です。

一般的な矯正治療とは異なり、短期間で歯並びの見た目を改善できるため、できるだけ早く歯並びを整えたい人に適しています。

歯の形や色も同時に調整できるため、審美的な仕上がりを重視する人にとって魅力的な治療法です。

しかし、歯を削る必要があるため、健康な歯をなるべく残したいと考えている人には向いていません。

また、ワイヤー矯正やマウスピース矯正のように歯を根本から動かすわけではないため、噛み合わせの調整が難しい点もデメリットといえます。

長期的な歯の健康を考慮するなら、慎重に検討することが大切です。

下の悪い歯並びの症例

でこぼこの強い歯並び(叢生)




治療方法:ワイヤー部分矯正

表側に装置とワイヤーをつけて行っています。

重度の叢生ケースは、通常は全顎矯正の適応になりますが、歯を抜かず部分的な矯正をご希望だったため、デメリットをご承諾頂き部分矯正で行いました。

歯を動かすスペース確保のため、歯と歯の間を削り、間の狭い部分はコイルで少しずつ広げて歯列を改善しています。

やや前方への傾斜が残りますが、部分矯正として行える範囲で終了しました。

治療期間:16ヶ月
治療費用:¥385000(税込)※来院時調整料金¥5500は別途

中等度のでこぼこ(叢生)




治療方法:前歯部分矯正上下表側ワイヤー矯正

下の歯並びを治したい、とくに1本が前に出てきていることが気になるとの主訴でした。

年齢と共に歯が前に出てくることがありますが、1本だけ出てきてしまう歯は、放置する事で、より前に傾斜してくる可能性が高いです。

これ以上悪くならないように、歯肉下がりなどのリスクを回避する意味でも矯正の必要性がありました。

中等度以上の歯列不正でも比較的短期間で終了できるワイヤー矯正を行いました。

治療期間:10ヶ月
治療費用:¥385000(税込)※来院時調整料金¥5500は別途

反対咬合







治療方法:マウスピース矯正インビザライン、上下コンプリヘンシブプラン
下の歯列が狭くゆがみもあり、前歯の反対咬合も改善する必要があったため

上下全顎のインビザライン矯正で治療を行いました。前歯の反対咬合は、上の前歯をすり減らしてしまうことで、形が崩れる原因にもなります。

このケースの場合は、右上の前歯のすり減りが少なかったため、矯正治療後に審美治療を行わずに完了できました。また、治療中は反対咬合を治すために顎間ゴムも併用して歯列全体を後方に下げて上下の噛み合わせ改善も行いました。

治療期間:15ヶ月
治療費用:¥990000(税込)保定装置は別途費用

軽度のでこぼこ(軽度叢生)




治療方法:セラミック矯正

上の前歯のセラミック治療に合わせて下の前歯のでこぼこも綺麗にしたいとのご希望で、下の前歯6本をラミネートベニア法にて治療を行いました。

ラミネートベニアは、軽度のでこぼこに適応できるセラミック治療です。歯を削る量が少ないことがメリットですが、適応ケースが限られます。

治療期間:1.5ヶ月
治療費用:下の前歯6本のラミネートベニア¥970200(税込)

まとめ

下の歯の歯並びが悪くなる原因には、生まれつきの顎や歯の大きさによるものと、加齢に伴う変化、食生活や日常の癖、親知らずの影響などの後天的な要因があります。

歯並びの乱れを放置すると、見た目のコンプレックスだけでなく、虫歯や歯周病のリスクが高まり、噛み合わせのズレから顎関節症や肩こり、頭痛などの全身の不調につながる可能性があります。

改善方法としては、部分矯正やワイヤー矯正、マウスピース矯正などの矯正治療があり、それぞれメリット・デメリットが異なります。

また、短期間で見た目を整えたい場合はセラミック矯正を選択することもできます。

どの方法が適しているかは歯並びの状態によるため、まずは歯科医院で相談し、自分に合った治療法を検討することが大切です。

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小川朗子

監修者

アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿 小川 朗子(おがわ あきこ) 担当科目:一般歯科/専門治療 矯正歯科・点滴療法
1996年 鶴見大学歯学部卒業
1997年〜2006年 都内開業医勤務
2004年〜南青山デンタルクリニック副院長
2006年 アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿開院
2007年 抗加齢医学会認定専門医取得
2015年 インビザライン認定医取得
2017年 高濃度ビタミンC点滴認定医取得
2018年 インディアナ州立大学歯学部 歯科矯正プログラム認定医取得
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