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抜歯矯正は顔が老ける?原因と予防法を徹底解説
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矯正治療を始めると、顔が老けるのではないかと不安に感じる方も多いのではないでしょうか?特に抜歯矯正を行う際、口元や顔のバランスに変化が生じることがあります。
しかし、適切な対策を取ることで、顔の印象を維持することができます。
この記事では、抜歯矯正がどのようにして老け顔の原因になるのか、またその予防法について解説します。抜歯矯正の治療過程や予防方法を理解することで、治療後の顔の印象を上手にコントロールできるようになります。
特に、これから矯正治療を検討している方や、矯正治療中で顔の変化を心配している方にとって、この記事は非常に役立つ情報が詰まっています。正しい知識を持って、安心して治療を進めましょう。
目次
抜歯矯正で老け顔になる可能性のある原因
抜歯矯正により顔に変化が現れる原因は、治療方法や個人差によって異なりますが、主に以下のような要因が挙げられます。
・口元の引っ込みすぎ
・ほうれい線の悪化
・表情筋の衰え
・唇の薄さなど
これらは治療過程において起こる可能性があり、事前にどのようなリスクがあるのかを理解し、治療計画を慎重に立てることで防ぐことができます。
口元の引っ込みすぎによる頬のたるみ
抜歯矯正では、歯列のアーチを小さくして抜いたスペースに前歯を引っ込めながら整列していきますが、その結果として口元のボリュームが減少し、頬の皮膚がたるむことがあります。
特に、口元が元々引っ込み気味の人や痩せ型の人では、たるみが目立つことが多いです。また、年齢とともに頬の脂肪や筋肉が下がることも影響し、たるみがさらに強調されることがあります。
口元の突出が改善されることで、見た目がすっきりする一方で、肌のハリが失われたように見えることがあります。治療前に、リスクについて医師と十分に話し合い、後戻りしない治療計画を立てることが重要です。
ほうれい線の悪化
矯正前は歯列により張っていた口元が、抜歯を行い歯の後退をさせることにより、張りがなくなりほうれい線が深くなることがあります。ほうれい線は顔の印象を大きく左右する要素であり、口元が後退することで顔が引き締まり、ほうれい線が目立つように感じられることがあります。
また、頬の皮膚がたるむと、ほうれい線がさらに強調されることもあります。このような変化を最小限に抑えるためには、治療計画の段階で顔全体のバランスを考慮し、口元の移動量や角度に十分に配慮する必要があります。
表情筋の衰え
矯正治療中に矯正装置が口内に装着されることによって、一時的に歯が動かしにくく、無意識に表情筋が使いづらくなる場合があります。特に、矯正装置による違和感や痛みから、表情筋が使われにくくなることがあります。
口周りの筋肉は顔の印象に大きく影響を与えるため、表情筋が衰えることで、顔全体にたるみが生じたり、シワが目立ったりすることがあります。表情筋が衰えると、老け顔の印象を強めることがあるため、治療中には意識的に顔の筋肉を使い、表情筋を鍛えることが有効です。
赤唇(唇の赤い部分)が薄くなる
前歯を後退させすぎると、赤唇が薄く見えてしまうことがあります。赤唇は、顔の印象を決定づける重要な部分であり、唇のボリュームが失われると、若々しさや魅力が低下する可能性があります。
矯正治療では、歯の位置を調整するために前歯を後ろに移動させることがありますが、その際には唇のボリュームにも影響を与えることがあるため、治療前に医師とともに唇の形や位置についても考慮することが重要です。
面長になる
抜歯矯正によって、顔全体のバランスが変化することがあります。特に、歯の位置が大きく変わると、顔の長さや人中が目立つようになり、中顔面が長く見えたり面長に見えることがあります。
面長は、老けた印象を与えることがあるため、矯正治療を進める前に顔全体のバランスをしっかりと評価する必要があります。医師と相談し、顔の長さを適切に調整できる治療法を選ぶことが重要です。
不適切な抜歯や診断・技術不足
不適切な抜歯や診断により、治療後に口元が過剰に後退し、老けた印象を与えることがあります。
Eライン(鼻先と顎先を結んだ線)を無視した不必要な抜歯や、患者の顔のバランスを考慮せずに歯を移動させることが原因となります。治療を受ける際は、信頼できる歯科医師に相談し、治療計画を慎重に立てることが大切です。
抜歯矯正で老け顔にならないための対策
抜歯矯正が老け顔に繋がるリスクはありますが、適切な対策を取ることでそのリスクを最小限に抑えられます。
治療前に精密な診断を受け、シミュレーションで顔の変化を把握することが重要です。また、治療中には口元の筋肉トレーニングを行い、適切な抜歯判断や非抜歯矯正を選択することが効果的です。さらに、保湿ケアを怠らず、肌の乾燥を防ぐことも大切です。
事前の精密検査とシミュレーション
事前に行う精密検査とシミュレーションは、治療計画を立てる上で非常に重要です。歯科医師が最新の技術を使い、3Dシミュレーションを提供することで、治療後の顔の変化を予測できます。
この段階で患者様と一緒に口元や顔全体のバランスを確認することで、治療に対する納得感が得られ、後悔を防ぐことができます。治療後の仕上がりを事前に視覚化することで、不安を軽減し、より良い結果を得るための計画を立てやすくなります。
口元の筋肉トレーニング(口腔周囲筋の強化)
矯正治療中には、口元の筋肉を意識的に使うことが重要です。特に表情筋の衰えを防ぐために、あいうえお体操や舌回し、パタカラ体操などを取り入れましょう。
これらのトレーニングは、ほうれい線やたるみの予防に役立ちます。また、顔全体の印象を若々しく保つためにも、口元周りの筋肉を定期的に鍛えることが有効です。トレーニングは短時間でできるものが多いため、矯正治療と並行して行うことができます。
抜歯の適切な判断
抜歯矯正が必要かどうかは、治療計画の立て方に大きく影響します。口元の突出が少ない場合、無理に抜歯をすることは避けた方が良いでしょう。
逆に、口ゴボや重度の出っ歯などでEラインの改善を目指す場合、抜歯矯正を選択することで、横顔がすっきりして印象が良くなることがあります。治療を行う際には、診断を慎重に行い、抜歯の必要性を確認することが大切です。
正しい判断をすることで、自然な仕上がりとともに、老け顔になるリスクを抑えられます。
保湿ケア
矯正治療中に重要なのは、肌のケアです。乾燥肌はほうれい線やシワを目立たせる原因になりますので、治療中はしっかりと保湿を行うことが大切です。
セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどが含まれたスキンケア製品を使い、肌の水分を保ちましょう。乾燥から守ることで、肌のハリが保たれ、老けた印象を防ぐことができます。また、肌のケアは顔全体の美しさを保つためにも役立ちます。
非抜歯矯正
近年、非抜歯矯正の方法が注目されています。当院でも、健康な歯を抜かずに歯並びを整える非抜歯矯正方法を行っています。軽度〜中等度の歯列不正の場合、抜歯を避けて治療を行うことで、口元の自然な厚みを保ち、若々しい印象を維持しやすくなります。
治療計画によっては、部分矯正などで抜歯をせずに矯正が可能な場合もあります。非抜歯矯正を選択することで、口元のボリュームが保たれ、治療後の顔の印象がより自然になります。治療方法を選ぶ際には、歯科医師と相談して、最適な方法を選ぶことが重要です。
抜歯矯正が老け顔を改善するケースもある
抜歯矯正は、老け顔を改善する可能性もあります。特に、口元の突出を解消し、顎の負担を軽減させることで、全体的にバランスの取れた顔立ちになることがあります。治療を通じて笑顔の印象が向上し、より若々しく自信を持てるようになることが多いです。
口元の突出(出っ歯や口ゴボ)の改善
出っ歯や口ゴボが改善されることで、横顔のEラインが整います。口元が引っ込むことで、顔全体がスッキリとした印象を与え、より上品な顔立ちに変わることがあります。この変化は、特に横顔において顕著に現れ、バランスの良い顔に見えるようになります。
笑顔の印象アップ
歯並びが整うことで、自信を持って笑顔を見せられるようになります。笑顔は顔全体の印象を大きく左右しますが、歯並びが良くなることで、より明るく、若々しい笑顔を作りやすくなります。これにより、外見的な印象が大きく向上し、周囲からの評価も高まるでしょう。
矯正治療で老け顔になったと感じたときの対策
矯正治療後に老け顔になったと感じた場合、いくつかの対策を講じることで改善が期待できます。まずは担当医に相談し、治療の進行状況を確認して調整を依頼することが重要です。また、他の専門医の意見を求めることも有効です。場合によっては、時間が経つことで自然に顔のバランスが整うこともあります。
担当の先生に相談する
治療中または治療後に気になる点があれば、まずは担当の歯科医に相談することが大切です。治療の進捗や治療計画の再評価を行い、必要に応じて調整を依頼しましょう。場合によっては、治療方針の変更や修正を提案してもらえることもあります。患者様の希望や不安を共有することで、適切な対策を取ることが可能になります。
他の専門医に相談する
もし担当の歯科医だけでは解決が難しいと感じる場合、他の専門医に相談することも一つの手段です。特に顔のバランスに関しては、矯正歯科だけでなく、口腔外科や美容外科の専門医の意見を聞くことが有効です。他の視点からアドバイスをもらうことで、より最適な治療方法が見つかることがあります。
時間が経つと自然に治ることもある
矯正治療後に顔の印象が一時的に変わったように感じても、時間の経過とともに顔のバランスが安定することがあります。歯や顎の位置が落ち着くにつれて、顔立ちが自然に元に戻ることがあるため、焦らずに経過を見守ることも重要です。治療後数ヶ月から1年程度で顔の印象が安定する場合があります。
抜歯矯正と非抜歯矯正のメリットとデメリット
矯正治療には大きく分けて抜歯矯正と非抜歯矯正があります。どちらの方法にもメリットとデメリットがあり、患者様の症例や目的に応じて最適な治療法が選ばれます。
抜歯矯正は、特に重度の不正咬合や歯並びの乱れに対して効果的であり、スペースを確保するために歯を抜くことで理想的な歯並びと噛み合わせを実現します。
一方で、非抜歯矯正は歯を抜かずに治療を行う方法で、患者様への負担が少なく、治療期間も短縮されることが多いです。しかし、どちらの方法にもリスクが伴い、適切な治療法の選択は慎重に行う必要があります。それぞれの方法の特徴と治療後の結果について理解したうえで、治療方針を決めることが重要です。
抜歯矯正のメリット
抜歯矯正は、特に重度の不正咬合や歯並びの乱れに対して効果的です。抜歯によって十分なスペースが確保され、理想的な歯並びや噛み合わせを実現できます。
また、前歯を後ろに移動させることで、Eライン(鼻先と顎先を結んだライン)を整え、横顔をスッキリと見せることが可能です。加えて、適切な診断で行った抜歯矯正は後戻りのリスクが低くなる傾向もあります。
抜歯矯正のデメリット
抜歯矯正にはいくつかのデメリットもあります。まず、健康な歯を抜かなければならないため、抵抗を感じる方も多いです。
また、抜歯による治療の痛みや腫れ、精神的な負担も少なからず存在します。さらに、治療期間が長くなる傾向があり、歯を大きく動かす必要があるため時間がかかることがあります。
特に、顔の印象が変わることに対する不安が生じ、口元が過度に引っ込むリスクも考慮する必要があります。費用が高額になることも一因となります。
非抜歯矯正のメリット
非抜歯矯正は、健康な歯を抜かずに治療を行う方法で、患者にとって心理的な負担が少ないという大きなメリットがあります。
抜歯が必要なケースと比べて、治療が迅速に進む場合があり、治療期間が短縮されることもあります。また、顔貌への影響が少ないため、口元の突出が少ないケースでは、治療後に顔の印象が大きく変わらず、若々しい印象を保つことが可能です。特に、軽度の歯並びの乱れや不正咬合に適しています。
また、正しい噛み合わせが実現すると、顎の筋肉への負担が軽減されます。これにより、顎周りの筋肉の緊張がほぐれ、顔全体のバランスが改善されます。結果として、顔のラインが整い、余計なストレスがなくなることで、自然な若々しさを取り戻すことができます。
非抜歯矯正のデメリット
非抜歯矯正は、口元全体の突出度や顔貌を大きく変えたい場合には理想的な結果にならないことがあります。また、重度の不正咬合の場合は、非抜歯での治療が難しいか、結果が不十分なことがあります。
また、抜歯適応のケースを無理に非抜歯で治療を進めると、前歯がさらに前に出てしまうリスクがあり、出っ歯や口元が突出することがあります。そのリスクを避けるため、抜歯の代わりにスペースを取る(IPR/ディスキング)ことが必要になる場合が多いです。
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当院では非抜歯矯正に力を入れています
当院では、非抜歯矯正を治療理念とし、健康な歯を抜かずに歯並びを整える矯正を行っています。非抜歯矯正は、健康な歯を維持しながら自然な歯並びと顔の印象を保つ方法です。これにより、治療後の老け顔リスクを避け、顔の形状を大きく変えずに歯並びを整えます。将来的な噛み合わせの安定が維持しやすく、顎関節の不調のリスクが減らせます。
治療期間も比較的短く、部分的な矯正で最短3.5ヶ月、全体矯正でも1年半〜2年程度で終了することが多いです。
非抜歯矯正のメリットは、本来、歯が並ぶはずの正しい位置に歯を動かすことで噛み合わせが良くなることです。また、治療後の口元も過度に引っ込みすぎず自然なスマイルが得られることです。抜歯矯正で生じやすいバッカルコリドー(笑った時に生じる頬と歯列の間にできる黒い影)が出ないことで、若々しい印象を与えることができます。
歯列が綺麗に並んだ状態で印象を維持しながら歯並びを整える点は、非抜歯矯正の最大の利点です。また、健康な歯を抜かないことで治療後の痛みや精神的な負担が軽減され、患者様にとって快適な治療が可能となります。また、歯と歯の間に少しのスペースを作り、歯並びを整えることで自然な仕上がりが実現します。
まとめ
抜歯矯正が顔に与える影響について、老け顔になる原因とその予防法を徹底解説しました。抜歯矯正によって口元が引っ込むことで、頬のたるみやほうれい線の悪化、表情筋の衰えなどが引き起こされることがあります。
しかし、適切な診断と治療計画、表情筋のトレーニングや保湿ケア、非抜歯矯正の選択などを実践することで、老け顔を防ぐことができます。記事を通じて、抜歯矯正の影響を最小限に抑えるための具体的な対策と治療の進め方を理解し、より安心して矯正治療を受けるための参考にしてください。
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監修者
- アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿 小川 朗子(おがわ あきこ) 担当科目:一般歯科/専門治療 矯正歯科・点滴療法
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1996年 鶴見大学歯学部卒業
1997年〜2006年 都内開業医勤務
2004年〜南青山デンタルクリニック副院長
2006年 アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿開院
2007年 抗加齢医学会認定専門医取得
2015年 インビザライン認定医取得
2017年 高濃度ビタミンC点滴認定医取得
2018年 インディアナ州立大学歯学部 歯科矯正プログラム認定医取得 - 公式サイトトップへ