【矯正歯科】
矯正は本当に痛い?痛みが少ない矯正方法と期間・対処法を解説
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Last Updated on 2025年10月26日 by 小川朗子

「矯正って痛いって聞くけど、どのくらい痛いの?」「どの方法が一番ラク?」「痛みを減らす方法はある?」
矯正を考えている方の多くが、最初に気になるのが“痛み”ではないでしょうか。
実際のところ、矯正治療で感じる痛みには「歯が動くときの圧迫感」と「装置が当たる違和感」の2種類があり、
どんな矯正法を選ぶかによって痛みの度合いは大きく変わります。
この記事では
✔️ 矯正の痛みが出るタイミングと期間
✔️ 方法別の痛みの比較(ワイヤー矯正・マウスピース矯正インビザラインなど)
✔️ 痛みを和らげる具体的な対処法
を、実際の治療経験と臨床データをもとにわかりやすく解説します。
「痛みが心配で矯正を迷っている方」も、この記事を読めば安心して一歩を踏み出せるはずです。
目次
矯正は本当に痛い?痛みが出る理由と期間
「矯正治療=痛い」と思っていませんか?
実際には、矯正の痛みは「歯が動くときに感じる圧迫感」や「装置が粘膜に当たる刺激」によるもので、ずっと続くわけではありません。
特に、装置をつけた直後やワイヤー交換の後など、2〜3日程度は歯が浮くような違和感を感じやすいですが、ほとんどの方は1週間以内に慣れるケースが多いです。
【矯正方法別】痛みの強さランキング
実際の患者様の体験や臨床データをもとに、痛みが出やすい順に並べると以下のようになります。
| 順位 | 矯正方法 | 痛みの特徴 |
|---|---|---|
| 1位 | 裏側ワイヤー矯正 | 舌や粘膜に当たりやすく、違和感が強い |
| 2位 | 表側ワイヤー矯正 | 初期の圧痛と装置が頬や唇に当たる部分に口内炎のリスクあり |
| 3位 | インビザライン | 数日間の軽い圧迫感のみ |
| 4位 | アソアライナー | ソフトな素材で痛みが少ない |
| 5位 | セラミック矯正 | 麻酔を使用するため基本的に無痛 |
裏側矯正の痛み
裏側(舌側)に装置が当たるため、最初は舌先に口内炎ができることがあります。
慣れるまでに1〜2週間かかりますが、シリコンカバー剤でブラケットを保護するとかなり快適になります。
シリコンのカバー剤を装着した際

表側矯正の痛み
唇や頬の内側に当たりやすく、「口を動かすときに擦れる痛み」が起きやすいです。
特に八重歯がある方は要注意。当院では当たりそうな箇所を事前にカバー剤で保護し、痛みを予防します。

ワイヤーの後ろ側は頬に当たりやすい箇所のためシリコンカバーをします。
マウスピース矯正(インビザライン・アソアライナー)の痛み
歯の表面にブラケットがないため、口内炎や擦れが起きにくく快適です。
新しいアライナーに交換した日だけ、軽い締め付け感を感じることがありますが、数日で自然におさまります。
「食べるときに外せる」ため、痛みの発生タイミングが短く、生活への影響も最小限です。
さらに、当院ではマウスピース矯正の快適性を高めるために、
シュアスマイルVPro(SureSmile VPro)という“振動型マウスピースフィットデバイス”を導入しています。
VProは、アライナー装着時にわずか5分間の微細な振動を与えることで、
歯の移動をスムーズにし、アライナーのフィット感を高める装置です。
この振動が歯にかかる圧力をやわらげ、痛みや違和感を軽減してくれるため、
「新しいアライナーをつけたときの痛みが軽くなった」「交換初日も快適に過ごせた」という声も多く寄せられています。
また、矯正の進行がスムーズになることで治療期間の短縮も期待できます。
快適さと効率を両立させたい方には、VProの併用がおすすめです。


セラミック矯正の痛み
歯を削る処置を行うため、神経のある歯には麻酔を使用します。
処置中は無痛で、術後も違和感程度で終わる方がほとんどです。
ただし、歯を削るリスクや神経処置の可能性があるため、慎重な判断が必要です。
痛みが強いときの対処法
矯正中に痛みを感じた場合は、以下の方法で緩和できます。
◊シリコンカバー剤で装置を保護(当院で対応可)
◊冷たい水や柔らかい食事で刺激を避ける
◊市販の鎮痛剤(ロキソニンなど)を短期間だけ使用
◊無理に噛まない・硬い食事を控える
痛みは「歯が動いている証拠」でもありますが、我慢する必要はありません。
気になるときは遠慮なくご相談ください。
痛みに弱い方におすすめの“痛くない矯正方法”

「できるだけ痛くない方法で歯並びを整えたい」
そんな方におすすめなのが、マウスピース矯正(インビザライン・アソアライナー)です。
◊取り外し可能で清潔
◊ブラケットがないため口内炎ができにくい
◊徐々に歯を動かすため痛みが少ない
◊発音や見た目の違和感が少ない
特に「部分的に前歯だけ整えたい」という方は、部分マウスピース矯正で最小限の力で短期間に改善できます。
当院が痛みを最小限に抑える工夫
アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿では、
痛みや不快感を最小限にするため、以下の取り組みを行っています。
きれいな歯並びになるまでの間、できるだけ痛みを感じずに快適な矯正治療生活を送って頂きたい!と様々な工夫をしています。
◊シリコンカバー剤による装置保護
◊歯の動きに合わせたソフトな力の調整
◊iTeroスキャナーでの精密シミュレーションによる過度な負荷防止
◊完全個室で落ち着いた診療環境
「痛みが怖くて矯正に踏み出せない」方でも、安心して治療を始められます。
痛みの少ない矯正で理想の笑顔へ

痛みの感じ方は個人差がありますが、ほとんどの方が1〜2週間で慣れます。
“痛み”よりもその先にある「整った笑顔」や「自信のある口元」を思い描いてください。
矯正は、ほんの少しの不快感を乗り越えるだけで、人生が変わる治療です。
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監修者
- アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿 小川 朗子(おがわ あきこ) 担当科目:一般歯科/専門治療 矯正歯科・点滴療法
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1996年 鶴見大学歯学部卒業
1997年〜2006年 都内開業医勤務
2004年〜南青山デンタルクリニック副院長
2006年 アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿開院
2007年 抗加齢医学会認定専門医取得
2015年 インビザライン認定医取得
2017年 高濃度ビタミンC点滴認定医取得
2018年 インディアナ州立大学歯学部 歯科矯正プログラム認定医取得 - 公式サイトトップへ