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【インビザライン】

インビザラインを始める前に|付け方・外し方の基本と失敗しないコツ(画像付き)

Last Updated on 2025年12月25日 by 小川朗子

「インビザラインは透明で目立ちにくいし、取り外しもできる。だから簡単そう」——そう感じて検討を始める方は多いと思います。

ただ、インビザライン矯正の仕上がりを左右するのは、装置そのもの以上に「日々の自己管理」と「装着の精度(きちんと密着できているか)」です。ここが曖昧なままスタートすると、予定通りに動きにくくなったり、治療が長引いたり、追加アライナーが必要になるケースもあります。

逆に言えば、始める前に正しい付け方・外し方密着させるコツを知っておくだけで、治療のストレスを減らし、結果に近づけやすくなります。

この記事では、インビザラインを検討中の方に向けて、画像つきで「正しい付け方」「外し方」「浮きやすい原因」「密着させるポイント」をわかりやすく解説します。初回カウンセリング前の“予習”としても、ぜひ参考にしてください。

目次

インビザラインを検討中の方へ

インビザライン(マウスピース矯正)は、目立ちにくく取り外しもできる“スマートな矯正”として人気です。ですが実は、治療の仕上がりやスピードを左右するのが 「正しい付け方・外し方」

「うまく入らない」「浮く気がする」「外しにくい」…こうした小さな違和感を放置すると、予定通りに動きにくくなり、治療が延びてしまうこともあります。

アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿では、インビザライン矯正を「前歯中心の部分矯正」から「奥歯の噛み合わせまで整える全体矯正」まで幅広く対応し、治療スタート時に装着トレーニングも丁寧に行っています。

この記事では、インビザラインの効果を最大化するための 正しい付け方・外し方のコツを、画像付きでわかりやすく解説します。はじめての方も、他院で治療中の方も参考にしてください。

インビザラインは「装着の精度」で結果が変わります

インビザラインは、アライナー(マウスピース)を交換しながら少しずつ歯を動かす治療です。基本は 1日20時間以上の装着が必要ですが、装着時間だけでなく 「ピタッと密着しているか」がとても重要です。

アライナーが浮いた状態(適合不足)のままだと、歯に狙った力がかからず、計画通りに動かない原因になります。だからこそ、毎日の付け方・外し方の“クセ”を整えることが、最短でキレイに仕上げる近道です。

「浮く・入らない・外しにくい」よくある原因

  • 指で押し込まずに噛んで入れている(変形・破損の原因になりやすい)
  • 奥歯から順に入れていない(途中で引っかかりやすい)
  • チューイー不足で密着が甘い
  • アタッチメントがあるのに外し方が自己流になっている
  • 装着・保管のクセでアライナーがわずかに変形している

特に「噛んで無理やり入れる」「前歯から爪で外す」は、アライナーがめくれて適合が落ちやすいので要注意です。

インビザラインの正しい付け方

1)奥歯から順に、歯列に沿ってはめる

左上の奥歯→小臼歯→前歯→反対側…というように、歯列に沿って順番に入れるとスムーズです。

2)内側が折れ曲がりやすい部分は“ゆっくり”

内側に傾いている歯の部分で、アライナーのフチを巻き込みやすいことがあります。引っかかるところは無理をせず、角度を変えながらゆっくり入れてください。

3)噛み込まず、必ず「指で」最後まで押し込む

途中まで入れて噛んで完成させる方がいますが、これはNGです。歪み・破損・浮きの原因になります。最後まで指で押して、隙間がないか確認します。

4)最後に「チューイー」を噛んで密着させる(ここが最重要)

装着が完了したら、チューイーを奥歯から前歯まで数十秒ずつ噛み、アライナーと歯の間の“空気の層”を抜いて、深く密着させます。

前歯は浮きやすいので、前歯の先端同士が垂直に当たるように意識すると密着しやすくなります。

これがアライナーチューイー。
硬いロール状のシリコンみたいなガムみたいな物です。2個セットです。

こんな感じでギューっと1箇所20秒くらい噛みます。奥歯から前歯までギューっギューっと噛んでください。これによって歯とアライナーの空気の層がなくなりピッタリ深くハマります。

前歯は先端同士を合わせる感じにしっかり噛んでください。

さらに“密着度UP&短期化”を狙うなら:SureSmile VProという選択

「チューイーを噛んでも浮きが気になる」「できるだけスムーズに治療を進めたい」方には、インビザラインの補助デバイス SureSmile VPro(シュアスマイルVPro) を併用する選択肢もあります。

VProは、高周波の振動が歯の細胞を活性化し、違和感の軽減、交換サイクルの短縮ができる装置です。アライナーの上から軽く噛んで使用する加速デバイスで、アライナーのフィット感を高めるサポートになります。毎日の“密着の質”が上がることで、治療計画のズレ(遅れ)を減らし、より確実にゴールへ向かいやすくなります。

  • アライナーの密着サポート(浮きが気になる方に)
  • 交換サイクル短縮が検討できるケースも(※適応・個人差あり)例)通常8日交換のところ段階的に6日間、5日間の交換頻度にできる。
  • 矯正に伴う違和感の軽減が期待できる
  • 1日5分噛むだけでOK。

当院では、比較的長期のインビザライン治療計画の方にお勧めしています。歯の動き方・生活習慣・治療目標に合わせて「必要性があるか」を丁寧に判断します。VProの詳細は下記でもご紹介しています。

関連記事:インビザラインを“最短で終わらせたい方へ|シュアスマイルVPro

インビザラインの正しい外し方

1)一番奥歯の内側(または外側)から外す

奥歯の内側(外側でもOK)に指や爪をかけて、やや前方向へ“パコッ”と外します。アタッチメントがある場合は、奥歯→前歯の順に外すと安全です。

このように、奥歯の内側から指や爪をかけるとパコっと取れやすいです。専用のリムーバーを使用いただいても結構です。

2)いきなり前歯に爪をかけて外さない

前歯から外すと、アライナーのフチがめくれて適合が落ちやすくなります。必ず奥歯から外し、前歯は指で挟んでゆっくり外してください。

前歯の部分は指ではさんで下ろすように外していただくとアライナーの変形やふちが開くこともなく安心です。

3)外したら専用ケースへ(なくさない・変形させない)

外したアライナーはティッシュに包むと高確率で紛失します。必ずケースへ。可能なら軽く水洗いして清潔に保ちましょう。

当院が大切にしていること:結果だけでなく「続けやすさ」まで丁寧に

矯正は、日々の装着やケアが続いてこそ成功します。当院では、治療計画の精度はもちろん、患者さまが不安なく続けられる説明とサポートを重視しています。

  • iTero等による精密検査とシミュレーションでゴールを可視化
  • 抜歯に頼りすぎない設計(必要性を丁寧に判断)
  • 後戻り・再矯正も見据えた噛み合わせ設計
  • 装着・外し方、清掃、飲食まで実用面を具体的に指導

詳しくはこちら:インビザライン治療ページインビザラインLP

よくある質問(FAQ)

Q. マウスピースをつけると喋りにくくなりますか?

A. マウスピース矯正で、喋りにくくなるということは基本的にありません。顎間ゴムをつける場合に、少し喋りにくいことがありますが、その際は一時的に外していただいても構いません。

Q. 歯ぎしり用マウスピースは違和感で外してしまいました。矯正用マウスピースはできますか?

A. 歯ぎしり用に比べると矯正用マウスピースは薄いため、違和感は少ないことが多いです。ただしマウスピース自体が苦手な方は、ワイヤー矯正の方が向く場合もあります。診断時に生活習慣も含めてご相談ください。

Q. マウスピース矯正は虫歯になりやすいですか?

A. マウスピース矯正だから虫歯になりやすい、ということはありません。ですが装着時は密閉状態になるため、歯垢がついたまま長時間装着すると虫歯リスクが上がります。装着前は歯磨き、難しい場合は口をゆすぐだけでもリスクを抑えられます。

Q. 飲み物はつけたまま飲んでも大丈夫ですか?

A. 糖分を含まない飲み物(お水・無糖のお茶など)なら、つけたままでも基本的に問題ありません。砂糖を含む飲み物やスムージー、酸性の強い飲み物(クエン酸・お酢ドリンク等)は虫歯リスクがあるため、外して飲むことを推奨します。

Q. アタッチメントをつけた後も歯ブラシはできますか?

A. はい、できます。歯ブラシを当てたくらいで取れることはありませんのでご安心ください。フロスや歯間ブラシも併用するとさらに安心です。

Q. IPRの時に麻酔しますか?(IPR=歯と歯の間を削る処置)

A. 麻酔は基本的に必要ありません。神経のないエナメル質をわずかに削る処置で、痛みは伴いません(振動を感じることはあります)。

Q. IPRで歯を削って虫歯にならないのですか?

A. 適切な量・適切な仕上げで行えば、IPRが原因で虫歯リスクが上がるわけではありません。当院では削合後に必ず研磨してツルツルに仕上げ、清掃性を落とさないよう配慮しています。詳しくは関連記事もご覧ください。
関連記事:歯の矯正で歯を削るのはなぜ?削る理由とリスク、痛みを徹底解説

Q. 顎間ゴムをかけていても喋れますか?

A. 通常は問題なく喋れます。どうしても支障が出る場合は、一時的に外していただいて構いません(装着時間の調整は担当医と相談しましょう)。

Q. アタッチメントが外れた場合、動きに影響が出ますか?

A. すぐに大きく影響が出ることは多くありませんが、長期間外れたままだと動きに遅れが出る場合があります。外れたら早めにご連絡ください。

インビザライン相談(無料)をご希望の方へ

当院では、インビザラインが初めての方はもちろん、後戻り・再矯正のご相談、他院で治療中の方の不安相談も丁寧にお伺いしています。治療は「急がせる」のではなく、納得して続けられる計画が大切です。

インビザラインLP(治療の特徴・流れはこちら)

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小川朗子

監修者

アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿 小川 朗子(おがわ あきこ)
1996年 鶴見大学歯学部卒業
1997年〜2006年 都内開業医勤務
2004年〜南青山デンタルクリニック副院長
2006年 アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿開院
2007年 抗加齢医学会認定専門医取得
2015年 インビザライン認定医取得
2017年 高濃度ビタミンC点滴認定医取得
2018年 インディアナ州立大学歯学部 歯科矯正プログラム認定医取得
2018年 著書「若さを取り戻す歯のエイジングケア」出版
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